【楽天ダイアリー】’18ブレークするのは藤平だ!/東北スポーツ | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 楽天・藤平尚真投手(19)が、開幕先発ローテーション入りをほぼ手中に収めた。高卒2年目ながら、大ブレークの予感が漂い始めた。
 「0点で抑えたら負けることはない。一回から九回まで0点に抑えることが目標です」
 16日の阪神との練習試合(宜野座)と、24日の広島とのオープン戦(コザ)に登板。2試合合計で6回無安打無失点と完璧に抑えた。則本、岸、美馬、辛島の同ローテ入り投手陣に続いて、持ち前の力を発揮した。
 藤平株は急騰。16日の同試合では、侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が視察。試合後、報道陣から両球団の中で最も印象に残った選手を問われると、藤平の名前を挙げ「闘争心があった。国際大会では熱い気持ちが大事。将来性も感じた」とうならせた。
 右腕は中学時代にU-15日本代表、高校時代にもU-18日本代表に選出され「高いレベルで戦えた」と貴重な経験を得た。2020年東京五輪出場にも「自分の1、2年先輩や、1年下の後輩がメインになる。そこを目指したい気持ちは強い」と明かした。
 一方で、置かれた立場は理解している。「プロの世界にはすごい投手がたくさんいる。もっと武器がないと生き残れない。自分は球速を求めるのではなく、打者が嫌がる切れと質のいい直球を身につけたい。そして、シンカーやチェンジアップのような逃げる変化球も覚えたい」。向上心の塊は、一歩ずつ“エースの階段”を上がる。 (広岡浩二)