米大リーグのマンフレッド・コミッショナーとインディアンス球団は29日、来季のユニホームから「先住民族の長」をあしらったロゴを取り除くと発表した。
球団側と話し合いを続けてきたコミッショナーは「これ以上、グラウンドでそのロゴを使うのは適切ではないという私の姿勢に、最終的に同意してくれた」と謝意を示した。
球団は当面、本拠地クリーブランドの頭文字「C」を主要なロゴとして使用する。チーム名を変更する予定はないという。
米国ではプロフットボールNFLのレッドスキンズが、チーム名が蔑称に当たるとして先住民グループに訴えを起こされるなど人種差別問題が指摘され、インディアンスは2016年にワールドシリーズに進出した際、コミッショナーからロゴを使用しないように求められた。(共同)