巨人・菅野、「沢村賞」を初受賞 西武・菊池とのダブル受賞を推す声も | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 プロ野球草創期の名投手、故沢村栄治氏を記念し、最も活躍した先発完投型の投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長=元巨人)が30日、東京・港区のグランドプリンスホテル高輪で開かれ、巨人・菅野智之投手(28)を選んだ。菅野は初受賞で、金杯と副賞300万円が贈られる。
 選考基準は(1)15勝(2)150奪三振(3)10完投(4)防御率2・50(5)200投球回(6)25試合登板(7)勝率6割-の7項目。菅野は17勝、171奪三振、防御率1・59、25試合登板、勝率・773で、5項目をクリアした。5人の選考委員の中には16勝、217奪三振、防御率1・97、26試合登板、勝率・727で、菅野と同じく5項目をクリアした西武・菊池とのダブル受賞を推す声もあったが、「今年のナンバーワンの投手を選ぼう」との意見が多く、最終的に菅野で全会一致した。
 また、近年は分業制の確立に伴い、「完投数」の基準を満たした投手は2013年のオリックス・金子(10完投)を最後に出ていない。このため来年から選考基準の7項目に、“沢村賞版クオリティスタート”(先発で7回以上を投げて自責点3以内)の達成率を参考基準として加えることになった。