仏教心理学では

怒りと憤りには違いがあるそうです。

 

 

 

 怒りは無力感から湧き起こる

 

 憤りは力から湧き起こる

 

 

 

怒りを感じている時には

自分をコントロールできなくなるが

 

 

憤りを感じている時には

自分の心も情動も

完全にコントロールし続けられる

 

 

ということなのだそうです。

 

 

 

  (チャディー・メン・タン著

   『サーチ・インサイド・ユアセルフ』より)

 

 

 

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 ようこそおねがい

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

「自分がない」

「自信がない」

「自分なんて」

と自己イメージが低くなっておられる方

自分に心細さを感じておられる方

 

 

 

人さまに尽くしてばかりで

自分の人生が

おいてけぼりなっておられる方

 

 

周りの人から

攻撃・搾取されてしまわれる方

 

 

 

そのような方が

心の中に暖かで豊かで受容的な土壌を耕し

そこにのびのびと根を張りながら

ご自分を中心軸にして

ご自分の人生を花ひらいていかれることを

サポートさせていただいている

 

心理カウンセラーの近藤ふじ子と申します。

 

 

 

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世の中には

 

怒りたくても怒れない

 

という人がいます。

 

 

 

生きていると

 

怒った方がいい場面というのがありますね。

 

 

 

 人権を侵害されたり

 

 尊厳を踏みにじられたり

 

 

などのような理不尽なことをされたとき。

 

 

 

だけどそういう場面でも怒れない人は

 

 損をしてしまったり

 

 軽視されてしまったり

 

 自分を理解してもらえなかったり

 

という悲しいことになってしまいます。

 

 

 

 

怒りは “守り” なので

 

自分のことを守れなくなってしまうのです。

 

 

 

 

そうと分かっているのに

 

怒れないって

 

辛いですよね。

 

 

 

「怒った方がいいよ」

「怒ったらいいじゃない」

 

とアドバイスされても

 

 

 

怒れない人は

 

それができないから

 

苦しんでいるのですよね。

 

 

 

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では、どのような人が

 

怒りたくても怒れなくなってしまうのでしょうか。

 

 

 

 

 

養育者がとても厳しくて

 

“こうすべきだ” という“べき思考” が強くて

 

 

子供が

 

言いたいことを言うことや

 

自分を主張することを

 

良くないものと抑え込まれたり

 

感情を思うままに自由に表現することを

 

許されなかったり。

 

 

 

そのような環境で育つと

 

子供はうまく自我が芽生えずに

 

自分自身をつくれないまま育つことになります。

 

 

 

自分のことがよく分からないまま

 

自分の感情を

 

上手に感じられなくなったりします。

 

 

 

 

 

そのような状態で

 

 

 

「人のせいにするな」と教えられて

 

人のせいにする=悪いこと

 

と思い込んだり。

 

 

 

 

怒りの感情をぶちまける人が身近にいて

 

頻繁に怒りの感情に晒されつづけ

 

怒りに対して恐怖心を抱いてしまったり

 

怒りに対して嫌悪感を持ってしまい

 

自分は怒りたくないと思ってしまっていたり。

 

 

 

 

怒った時に

 

逆ギレされたりムシされたり笑われたりと

 

怒っても何も効果がないどころか

 

辛い思いを経験することから

 

自分の怒りが敗北感や惨めさなどと直結していたり。

 

 

 

 

そのような経験を積んでいると

 

怒りたくても怒れなくなってしまいます。

 

 

 

 

更に、その上

 

感受性が豊かで繊細でやさしい気質の人であったら

 

相手の立場を考えてしまい

 

相手を優先して

 

許してあげてしまい

 

怒れなくなってしまう

 

ということになってしまいます。

 

 

 

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このような様々なことが積み重なった

 

長い過去のその人を取り巻く環境があった上で

 

怒れなくなっているので

 

もし今、あなたが怒れないでいたとしても

 

そんな環境でよくがんばって

 

今まで生きてこられましたよね。

 

 

 

 

損をしたり

 

軽く見られたり

 

分かってもらえなかったり

 

そんな辛い状態で

 

本当によくがんばって生きてこられたと思います。

 

 

 

 

 

そしてこのような長い歴史があった上で

 

怒れなくなっているのですから

 

一足飛びに怒れるようになることを

 

目指すのではなくて

 

まずは

 

 

“自分育て・自分づくり”

 

 

に取り組んでいかれることをオススメします。

 

 

 

今、すぐに怒れるようになって

 

相手と対等に対峙できるようになりたいという

 

お気持ちにもなられると思いますが

 

 

 

 

ハードルを飛ぶ前に

 

体躯づくりをするように

 

 

 

怒れるようになる前に

 

 

“自分をつくる” 

 

 

ということに

 

まずは焦点を当ててみられるといいと思います。

 

 

 

“自分をつくる” とは

 

別の言葉でいうと

 

“自我を確立していく” ということです。

 

 

 

 

“自我” というと

 

あまりいいイメージを持っていらっしゃらない方も

 

多いと思います。

 

 

 

“我が強い” とか“エゴイスティック” などの

 

強調性のない利己的で自分勝手な人

 

というイメージがあるかもしれません。

 

 

 

しかし私のブログで言うところの自我とは

 

自分の核や軸

 

アイデンティティというニュアンスで

 

捉えていただけると

 

分かりやすいと思います。

 

 

 

 

では実際に

 

どうやって自分をつくっていくのかというと

 

 

 

自分を感じながら

 

自分の価値観をハッキリさせていったり

 

 

 

自分と人との間

 

意識と無意識の間に境界線を引いていったり

 

 

 

自分の感情を

 

自分で抱えられるようになっていったりと

 

 

 

自分の主体を育てていくことです。

 

しっかりした自分軸を育てていくことです。

 

 

 

(今までの私のブログに

 

 自分育て・自分づくりに欠かせない

 

 大切な話をたくさん書いてきたので

 

 良かったらご参照くださいね。

 

 そして今後も、自分育て・自分作りについて

 

 発信してまいります)

 

 

 

 

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インドを独立へ導いたガンジーは

 

非暴力不服従を貫きました。

 

 

 

怒りに任せての暴動やゲリラ戦を起こすのではなく

 

かといって植民地支配に服従しませんでした。

 

 

 

冷静に着実に

 

そして思いやりを持って

 

権利を取り戻していきました。

 

 

 

 

自分をしっかりつくっていけると

 

無力感から湧いてくる怒りに翻弄されて

 

怒りの感情で言動を起こすのではなく

 

 

 

自分自身の力を信頼するところから

 

自身の権利を守るためや

 

変化を求めていくために

 

言動を起こしていけるのだと思います。

 

 

 

 

 

 怒りは無力感から湧いてくる

 

 憤りは力から湧いてくる

 

 

 

 

 

お互いに憤りを感じたら

 

 

自分の軸で

 

冷静に

 

伝え方を考えたり

 

計画を立てたりしながら

 

思いやりも持って

 

変化を求めていく対応を

 

取っていけるようになれるといいですね。

 

 

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき

 

ありがとうございました🙏✨😊。

 

 

 

 

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