子育て中の夫婦が
晩ご飯を食べ終わりました。
晩ご飯が終わると夫はいつも
オンラインゲームを始めます。
対戦相手のいるオンラインゲームなので
途中でやめることができません。
一方妻は夜は疲れているので
晩ご飯のあと
夫に家事や育児を手伝って欲しいと感じています。
そこで妻は夫に私メッセージで
自分の状況と気持ちを伝えてみました。
「あなたが晩ご飯終わったあと
オンラインゲームを始めると
私は1人で晩ご飯の後片付けをして
子供たちをお風呂に入れてと
忙しくてヘトヘトになってしまうの」
そうしたら夫は、
妻と同じように夜は疲れているので
「オレだって疲れているんだ！」
と不機嫌になってしまいました。
ようこそ
ご訪問いただきありがとうございます。
「自分がない」
「自分なんて」
「自分ごときが」
と辛い思いをされている方が
ありのままの自分と出逢い
受け入れ
深いところで自分と繋がりながら
心の土台を作って
自尊心を持って生きる
『自分を生きる』
を応援させていただく
心理カウンセラーの
近藤ふじ子と申します。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
“ 私メッセージ ” について
何回かに分けてお伝えしています。
今回は私メッセージを出すときに
持っておくといい心構えについて
お伝えします。
どんなに非難がましくなく
私メッセージを伝えても
相手の状態
心の傷
心身の状態
相手の捉え方
世界観・価値観
生まれ育った環境
などから
相手が
不満を持ったり
不機嫌になったり
納得がいかなかったり
ということはあります。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
上記の子育て中の夫婦の話を
キャッチボールに見立てて書いていきますね。
まず妻が出した私メッセージを
夫が受け取ってくれたケースです。
これは
妻が投げたボール（メッセージ）
「忙しくてヘトヘトになってしまうの」を
夫がキャッチして
「あ〜、そうなんだ」と
妻の状況を理解してくれたケースです。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
今度は夫が
不満を持ってしまった場合を見てみましょう。
これは夫が
妻の話を聞いたら
自分に意識が向いて
「オレだって‥‥」
と不満が出てきたケースです。
そして
「疲れているんだ！！」と
不満のエネルギーを妻に投げつけました。
思いがけず
強いボールが返ってくると
私メッセージを出した方は衝撃を受けてしまいます。
私メッセージを出した方は
分かってもらえない悲しみや痛みから
その後会話が進まなくなったり
思わず
強い球を投げ返してしまったり
そんなことが起きかねません。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
このようなことを防ぐために
持っておくといい心構えがあります。
それは
私メッセージを言うときには
“ キャッチャーミットを持ちながら ”
ということです。
私メッセージを投げるときは
どんなボール（返事）が返ってきても
しっかり受け止められるように
キャッチャーミットを持っておくという
心構えをしておくといいです。
キャッチャーミットを持って
「どんなボール（返事）も、しっかり受け止めるぞ！」と
心構えをして私メッセージを出します。
すると、どんな強いボールが返って来たとしても
その球をしっかりキャッチすることできます。
こうしてしっかり球をキャッチできると
そのボールをそのまま
だけど丁寧に投げ返すことができます。
そのボールをそのまま
だけど丁寧に投げ返すとは
あなたのボールを受け取りましたよ
あなたはこういう状態なのですね
あなたをこんな風に理解したけれど
私のこの理解で合っていますか？
ということを示すことになります。
この場合だと
「あなたも疲れているんだね」と。
人は
『自分の気持ちを理解してもらえた』
『自分を分かってもらえた』
『自分を受け入れてもらえた』
と感じると
気持ちが穏やかになってきます。
感情がおさまってきます。
「自分も疲れていること
分かってもらえた‥‥」と。
夫が
自分を理解してくれた
自分を分かってくれた
と感じて
感情がおさまってきたら
そうしたらそこで改めて
もう一度
私メッセージを出すといいです。
「私も疲れるんだよね」と。
そうすると
前回よりも
夫は
妻の出した
“ 私メッセージ ” を
受け取りやすくなります。
理解しやすくなります。
そして夫は
「じゃあ、どうしたらいいかな」
と考え始めるかも知れません。
または
「じゃあどうしていこうか」
と話し合いに進んでいけるかも知れません。
このように
私メッセージを出すときには
“ キャッチャーミットを持ちながら ”
をいつも念頭においておくと
どんなボールもしっかりキャッチしながら
コミュニケーションを深めていくことができます。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
コミュニケーション技法を学ぶことは
自己成長にもつながっていきます。
もっとコミュニケーションについて学ばれたい方は
コミュニケーション講座で
生の体験をされることをおススメいたします。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙏✨😊。
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