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「自分がない」

「自信がない」

「自分なんて」

と辛い思いをされている方が

 

ありのままの自分と出逢い

受け入れ

深いところで自分と繋がりながら

心の土台を作って

自分らしく生きる

 

『自分を生きる』

 

を応援させていただく

心理カウンセラーの

近藤ふじ子と申します。

 

 

 

 『自信がない』とは

 

どういうことなのかと考えると

 

読んで字のごとく

 

『自分を信じられない』

 

状態なのだと思います。

 

 

 

自分が信じられないことほど

悲しいことはないですよね。

 

 

 

 

そのような状態になる理由には

色々ありますが

 

 

身の回りに自分を否定してくる人がいる

 

 という場合があります。

 

    他にも

 

親が過干渉

 

 という場合があります。

 

 

 

 

 今回は

身の回りに自分を否定してくる人がいる場合

について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 安村直己先生のご著書

『共感と自己愛の心理学臨床』の中に

 

 

 |自己の主体性の感覚があいまいなため

 |他者の言動に左右されやすく

 |容易に自己感が脅かされる

 

 

という文章があります。

 

 

 

これは自信がない人を

よく表している言葉だと思いました。

 

 

他者の言動に左右されやすいのも

自己感が脅かされるのも

辛いですよね。

 

 

 

ではなぜ

 

 |自己の主体性の感覚があいまい

 

になってしまうのでしょうか。

 

 

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

 

 

 

 心理学では有名な実験らしいのですが

 

『アッシュの同調実験』

 

というのがあるそうです。

 

(和田秀樹先生ご著書

 『自分が「自分」でいられるコフート心理学入門』から引用)

 

 

 どのような実験かというと

 

数人の被験者に

 

まずカードAを見せます。

 

次にカードBを見せます。

 

 

    カードB                   カードA

 

 

そしてカードBと

 

「同じ長さの直線はどれか?」

 

を被験者に答えてもらいます。

 

 

 

 

 実はこの実験

 

本物の被験者は一人だけで

 

それ以外の被験者は全員サクラだそうです。

 

サクラの人は実験者から

答えを間違えるように指示されています。

 

 

周りのほとんどの人が

間違えた答えを言うと

 

ただ一人の被験者は

 

サクラと同じ間違った答えを

言ってしまうのだそうです!

 

これだけ答えが明らかである質問を

間違えた人が

30%以上もいたそうです。

 

 

 

ご著書の中で和田先生は

 

 

 |こんなに明白な「現実」でさえ

 |他人が認めてくれないと

 |人間は判断に自信が持てなくなり

 |周囲に合わせて

 |思ってもいない答えを出してしまう

 

 |長さといった単純なものでさえそうなのですから

 |物事の価値や意味といった

 |曖昧なものについては

 |なおさら周囲の影響が強くなります

 

 

と書いておられます。

 

 

 

 

 

人間という生き物は

それほどまでに

 

 

自分の感覚に

なかなか自信が持てないものなのです。

 

人からの影響を受けやすい生き物なのです。

 

 

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

 

 

 

もし

身の回りに

自分の言うことを

否定してくる人がいる場合

 

特に子供の頃から

そういう状況の中で生きていたり

 

パートナーがモラハラであったり

 

仕事場でハラスメントを受けていたり

 

 

 

そのように

常に自分を否定してくる人が

そばにいる環境に

身を置いていたら

 

 

 

この実験でも分かるように

 

 

 

自分の感覚に

自信を持てなくなっても

それは当然のことだとしか

いいようがありません。

 

 

 

自己感が薄いと感じていたとしても

そうならざるを得なかったのです。

 

 

 

 

ハラスメントとまでは感じられないような

 

ほんの “些細なこと”

 

と感じられるような言葉でも

 

繰り返し浴びていると

 

人間は自信を持てなくなってしまいます。

 

 

 

 

例えば

「痛い」と言ったときに

「平気、平気、これくらい平気」と返ってきたり

 

 

「怖い」と言ったときに

「怖くないよ、大丈夫だよ」と返ってきたり

 

 

「かわいい」と言ったときに

「‥‥‥‥」と返ってきたり

 

 

 

そのような

 

一見否定されているとは思えないような言葉でも

 

受容されていない言葉を

 

”繰り返し”

 

受け取ってきていたなら

 

自己の主体性の感覚が

 

あいまいになってしまうのは

 

自然なことです。

 

 

 

 

 

しかし

このように見てくると

 

反対に

 

もし

 

「痛い」と言ったときに

「痛いんだね~、痛いの辛いね~」と返ってきたり

 

 

「怖い」と言ったときに

「怖いよね~」と返ってきたり

 

 

「かわいい」と言ったときに

「そうなんだ、かわいいって感じるんだね」と返ってきたり

 

 

 

そんな風に

あなたが感じていることを

 

「あなたはそういう風に感じているんだね」と

 

あなたが感じていることそのままに

 

返してもらえたり

 

そのように感じているあなたを丸ごと

 

受け入れてもらえたり

 

 

そのような経験を繰り返していけたなら

 

 

自分の感覚に

自信が持てるようになっていく

ということになりますね。

 

 

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

 

 

 

よく自分を否定してくる人とは

距離をとった方がいい

と聞きますが

 

 

諸々の事情から

それができない人もいると思います。

 

 

その上

身の回りに

受容的に話を聞いてくれる人が誰もいない

という人もいると思います。

 

 

 

そんなときには

 

 

ぜひ、

ご自分と相性のいい

プロのカウンセラーさんを

探されることをお勧めします。

 

 

 

受容してくれるカウンセラーさんに

話を聞いてもらえるだけで

あなたの自己感がしっかりしてきて

ご自分の感覚に

自信がついてくると思います。

 

 

 

脳は今まで耳にした言葉や文章を

無意識に繰り返しています。

 

 

だから否定的な言葉を発する人と

長いこと一緒にいながら

 

 

突然自分の脳内の声を

受容的に変えることは

難しいです。

 

 

 

 

受容的な言葉を

耳にする経験を繰り返すと

 

 

段々と

それらの言葉が

脳に浸透していき

 

 

自分でも

自分を受容できるようになっていきます。

 

 

 

 

そうすることで

自分の感覚に自信が持てるようになっていきます。

 

 

 

 

自己の主体性の感覚がハッキリしてきて

 

他者の言動に左右されにくくなり

 

容易に自己感が脅かされない状態に

 

 

なっていきます。

 

 

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき

ありがとうございました🙏✨😊。

 

 

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