前夫としみじみ想う、娘の誕生日 | フランスにて、宇宙となじこと

フランスにて、宇宙となじこと

フランスの田舎で、モラハラ夫と国際離婚、懲りずに国際再婚、波乱万丈、道産子アラフィフなじこ、バラが咲いてるじゃないか、どっこい生きてるぞ。

愛する世界、ボンジュール。


一応、円満同意での離婚という終わり方をしたとは言え、

お互いボロボロになったよね。


私が家を出てからもう7年経ってるし、

離婚がちゃんと成立したのはもっと後ではあるけど、

私も再婚して1年経つしね、

長男のライオン君はもうすぐ日本での交換留学生生活も終わる頃で、

娘ちゃんは無事にハタチを迎えたわけで、

元家族が、それぞれに人生変わって、それぞれに、生きてるよね。


『娘ちゃん、ハタチになったね』

『本当に、早いもんだね』

『きれいなマドモワゼルに育ったね』

『感謝しかないね』


って。

重度の切迫早産で、恐らく生まれてこれないだろうと予想されてて、

でもどっこい元気に生まれてきてくれて病院でミラクルちゃんって呼ばれてた娘ちゃん。


ずーっと生まれそうだったのを点滴で無理やり止めて、寝返りさえ恐る恐るの状態で入院してて、

この日から正期産に入るから点滴外さないといけないですゆう日の夜中12時に点滴外して、その日に生まれた子。

その日までしがみついてくれてた子。

まだ赤ちゃんだった長男ライオン君を実家のお母さんに託して、ずっと入院して、なんとかなんとか親や医療に助けてもらって授かった命。


あの朝の感動を、思い出してはしみじみと、同じ深さで共有できるのは、やっぱり前夫。


夫婦としては別れてしまったけど、

同じ深さでこの命を守りたいと全力尽くした、同士。


彼女の20歳のお誕生日に、

『娘ちゃんのお誕生日、おめでとう』って、声を掛け合うことができて、うれしい。


雪が解けるって、こういうことだと、また学んだ。

ありがとう、心から

なじこ