今日は雲の多い、寒い金曜日。

最近、「おしゃべりクッキング」のレシピを参考にすることが多い。


昨日つくったのは、根菜と手羽先のスープ

野菜を切るのがちょっと手間だけど、それ以外はすっごい簡単!

しかも、おいしい~。


ストウブの鍋のおかげもあってか、根菜も手羽も柔らかくてうまみがたっぷりでて、

この寒い季節にもぴったり。

娘もよく食べた。


昨日はそれにプラスして余ったこんにゃくとブロッコリーのくきできんぴらを、

すっごい適当に作って食べさせたら、「もっともっと」って言ってよく食べたよ。

うれしかったわ~。


さて本題。

ずっとアップしたくて今日にいたった、私を感動させてくれた本とか映画とか音楽とか。


まずは、またまた三浦綾子!

海嶺〈上〉 (角川文庫)/三浦 綾子

上、中、下の三巻でかなりの長編だけど、一気に読み終えた。


江戸時代、実際に漂流した、三人の日本人漁師の物語。


この作品をよんで改めて思ったことは、三浦綾子という作家は感性がとても豊かな人だということ。

遠い昔、会ったこともない人の人生がいかなるものだったのか、

そのときどんな思いだったのか、どんな言葉を交わしたのか、

それを想像し物語りにし、読者に読ませる力がある。

私が強く共感するのは、光のあたらない人々の人生に心を寄せ、

人間の美しさ、哀しさ、儚さ、弱さ、強さ、そういったものを描いているからだと思う。


そして、希望を持って作品を終わらせていること。


もはや私にとって三浦綾子は、「読書」という趣味を超えているように思う。

三浦綾子の作品を読む度に、「愛」を与えられているように感じる。


自分の生き様、生活、心持ちに強く反省をさせられ、

心改めようと決意するんだけど、しばらくすると忘れてしまう愚かな私。


だからこそ、三浦綾子の言葉が私には必要なのかも…?



続いて、映画です。

バーレスク [DVD]/クリスティーナ・アギレラ,シェール,エリック・デイン

申し訳ないことに、私、クリスティーナ・アギレラという、

こんなパワフルでうたがうまい人がいたなんて、知りませんでした、全然。


そしてそれにも増して私が感動したうたと演技を披露しているのが、

大御所のCher。

この方の存在も全然知らんかった…。


ストーリーは超単純なラブ&サクセスストーリー。

ひたすら、アギレラさんのうたとダンスとルックスに圧倒される映画だった

でもおもしろかった!

音楽もステージングもかっこいいし。

シェールのうたには、役柄に近い愛情深さと優しさを感じた。

もっと聞いてみたい。



最後は、音楽。

感動というか、衝撃というか…。最近聞いている一枚。


Kind of Blue/Miles Davis


私ね、これ初めて聞いたのたぶん学生のときだったと思うんだけど、

完全にスルーしてたんだな。へ~くらいにしか思わなかったんだと思う。


今も音楽的に理解してるわけでは全然ないんだけど、

アルバムに貫かれてる静けさと躍動感と美しさに圧巻。


コルトレーン、これまで少ないながらも聞いてきた中では、全然好きになれなかったのに、

このアルバムを通してなんかわしづかみにされた。


マイルスは確か、この録音を通して、キャノンボールがコルトレーンに影響を受けた、

みたいなこと本の中で語ってると思うんだけど、それを強く感じた。

こんな名作、私がここでわざわざ紹介するまでもないんだけど…。


学生の頃は、ピアノトリオとうたものばっかり、しかも自分が好きになった人ばっかり聞いて、

とくに管楽器ものは全然聞いてこなかったのだ。

コルトレーンとかマイルスとか、「素晴らしい」と言われている人たちの中身に、

全く触れようともしていなかった。


今よりももっと保守的だったんだね。

聞いてた音楽も今よりももっと部分的にしか聴けてなかったし。


マイルスやコルトレーンがどれくらい自分の音楽に影響を及ぼすかはわからないし、

音楽的に深く理解できてるわけじゃなんだけど、

美しいと思える音楽の幅が広がることはうれしいし、自分にとっていいことだと思う。


昼休み、運動がてら新宿のタワレコに行って視聴するのが最近の楽しみの一つ。


私の知らない、素晴らしい音楽がまだまだたくさんありすぎて途方にくれてしまうけど、

ちょっとずつこれからも広げて行けたらいいな。


これまでが狭すぎた。


ああ、長くなってしまいました。

読んでくださった方、ありがとうございます。


最近少しからだが疲れているので、今日の午後はゆっくりしようと思う。

昨日ルピシアで買った紅茶をおともに。


それでは皆さま、ごきげんよう~。