涙でグチャグチャになった顔を近所の人に
見られないよう急いで家に入ろうとした時、
夫に捕まり自宅にある私の車に連れて行かれた…。
「ごめんっ!話を聞いて！！」
「もー！！嫌だっ！！
話したくない！！」
夫は一方的に話を始めた。
「本当にごめんなさい！
どうしても別れられなかった…。」
「nanakoroのことは愛してる！
でも彼女も愛してる！
同時に愛していくことは
いけないの？」
「一夫多妻の国もある！
やろうと思えばできないこと
ないんじゃない？」
私は堪らず反論した！
「一夫多妻の国の人はそういう
文化で育った人じゃない！
私はそうじゃない！！」
「それにそういう人達だって
嫉妬したり不満があったりしてるのを我慢してるんじゃないの？」
「もういいじゃない…。
何回も同じ話ばっかりだよ…。」
「一夫多妻なんかにしなくても
私、離婚するから
彼女と一緒になればいいよ…！」
「なんでそんなこと言うの？
俺はnanakoroと別れない！」
「あなたがそんなこと決められるわけないじゃない！
あなたは有責配偶者なんだから！
離婚の決定権は私にあるんだよ！」
「でも離婚したくない…。」
「でも彼女も愛してる…。」
…
…
…
夫は何度も同じことを話し、
私達の話し合いは平行線で…
交わることはなかった…。
そして話はまとならないまま
子供が探しに来る前に家に戻りました。
私はもうキャンプに行くつもりは更々なかった。
しかし娘があまりにも悲しむので仕方なく…。
…遅い出発になったが
腫れた目のままキャンプ場に向かいました…。