『…別れてない…。
…別れてないんだ…!』
『…なんで?どうして?』
『だってキスしたじゃない!
ふたり同時にはしないって
言ってたのに…!』
『だから終わったんだって…。
別れてくれたんだって…
信じたんだよ…。』
私は泣き叫びながら言いました。
「ひどい!どうして?
どうしてこんなひどいことが
できるの?
あなたキスしたじゃない!
ふたり同時にはしないって!!
だから私別れたと…。
別れてくれたんだって
信じたんだよ!!
…いや信じてはいない…。
でも信じようって思ってたんだよ!!」
「それなのにっ!
それなのにあなたは
私が家で泣いてるのも
ご飯食べられなくて痩せてくのも見てるのに!!」
「それでも続けてたなんて!
ひどい!もう無理っ!!
もう無理です!離婚するっ!!」
そう言って車を飛び出しました。