夫との行為が復活しても
私の不安が払拭されることはありませんでした…。
夫の帰りは相変わらず遅く…
連絡もせず朝帰りする日もあり…
安心できるのは夫が目の前にいる時だけでした…。
また夫はスマホを見たと言った日から
ロックをかけるようになり…
それも私の心を掻き乱す原因になりました…。
『もう不倫が終わったのなら
ロックを解いてもいいんじゃないの…？』
『本当はまだ終わってないんじゃ…？』
そんな思いがいつも心にあって、
家族で笑って過ごしている時も
夫が隣で寝ている時も
胸に鉛玉でも抱えているような
どよーんとした気分が晴れるとこは
ありませんでした…。
…3月には結婚記念日がありました…。
今まで記念日だからといって
特別なことをしたことはありませんでした。
今まではそれに不満を持つことはなかったけれど…
『今年はなにかあったりするのかな？』
と少し期待していたら、
夫はホールケーキを買ってきてくれました。
…嬉しかったけど…
彼女にはサプライズで旅行に連れて行ったり…
コロナの非常事態宣言の中でも
どこか空いてるお店がないかと
いろいろ探してあげてたけど…。
『…私はケーキかあ…。お手軽だな…。
不倫相手の時みたいに
一生懸命やってはくれないんだな…。』
と正直思いました…。
しかも仕事の途中にケーキを置きにきた夫は、
「夜、一緒に食べようね！！」
と言ったのに…
結局帰って来ませんでした…。
『…本当馬鹿にしてるよね…。』
…そう思いながら
何年かぶりに取り出した結婚アルバムは
表紙の合皮がボロボロになっていて…
…なんだか笑えました…。
『アルバムもボロボロになってんじゃん…。
もう駄目なんだね…。』