内定者研修の時期です。
入社前の期間、私自身を振り返ると「思いっきり自由に過ごそう!」としか考えてなかったように思いますが・・
昨今はあらかじめビジネスに関する本を読んだり危機感を持って準備している方が多くなっている印象です。
内定者研修の内容は社会人としての心構えやすぐに必要になるビジネスマナーやコミュニケーションがメイン。
特に入社すると初対面の人とのコミュニケーションの連続なのでメンバーを変えながら実践形式を多くしています。
さて、【コミュニケーションとは】双方向に情報、考え、感情を伝え合うことですが、学生は基本的には発信者が主体で、言いたいことを言いあって、気が合えば仲間になります。
一方、ビジネスパーソンは相手を選べずそこには何かしらの「要求」があり「聴き方」も今までとは変える必要があります。
そこで【何となく聞いた事は忘れやすい】ということを実感してもらえるように講師は研修を進めます。
例えばチーム内で自己紹介をしてもらい、その後
「メンバーの名前を全員(1チーム4人)言える人いますか?」と質問すると手が挙がるのは全体の10%以下です。話した内容とまでとなるとさらに少なくなります。
「自己紹介が始まる前に、メンバーの名前や発言を覚えておくよう言っておいてくれればいいのに・・・」
と思うかもしれませんが、ビジネスパーソンの世界では上司や先輩から手取り足取り細かい指示があるとは限りません。
なので何か指示を受けた際、【「目的」を考えたりメモを取ることが大事】だということに意識が行くことがスタート。
私も新人の頃、会議に出た後、上司に
「内容をまとめて出席できなかった人に知らせておいて」と言われ、メモをしっかり取ってなかったので大汗をかきました
発言を全て書く時間はないので、うまく要約することも練習が必要です。
たとえばYou tubeなどで討論や複数で話している人の動画を見ながら、30文字くらいでどんどん箇条書きにしていくなどもおすすめです。書くと内容が自分のものになる実感も持てますし、いいことづくめ!
今から反復練習をすればその場で緊張しても自動的に自分にスイッチが入りスムーズなスタートにつながりますよ