着実に整備を重ねたCBR400RR(NC23)。

 

続いて「車検を通す」仕様へとステージを上げます。

 

その関門のひとつに、フォークシール交換となります。

 

 

 

幸いこのテの年式のフォークシール交換の経験があり、特別なアジャスタがないので自前の工具でいけると思います。

 

 

 

 

メインフレームのエンジンハンガー部にウマを掛けジャッキアップ。

 

両輪が浮いてくるので、毎度のようにリアシートに工具の入った箱で抑えておく。

 

 

 

回り止めにアクスルシャフトを「半差し」し、固いロアボルトを緩める。

 

「カキ!」と回り、さらにボルトを緩めることができるのを確認。

 

 

 

FZSの時は一発目の緩めに成功したが、その後のボルトの抜き取りができずショップにお願いしたが、今回は大丈夫。

 

 

 

 

逆さにしてある程度のオイルを抜いてから、ダストシールとクリップを外しインナーとアウターを引き離すようにポンポン引っ張るとオイルシールが抜ける。

 

やはりこのモデルはかなり整備性が高いですね。

 

 

 

シール類は現在でも純正が購入できる。

 

部品番号の中番が「M〇〇」のことから、後発の車両の部品と統合しているのかも知れない。

(HONDAはよくある例)

 

 

 

フォークオイルは用品店で購入。

 

平素なら価格に勝る「Kawasakiの10番」をチョイスするが、何となく缶のデザインがかっこよかったので(?)価格が同じ「SUZUKIの10番」をチョイス。

(同じ製油メーカーなのか、どちらも赤)

 

 

 

大きなトラブルもなく、無事シール交換が完了しました。

 

 

 

 

前後タイヤは9分目の溝が残っているが、25年は経過しているであろう。

 

このままで車検は通るかも知れないが、走行するのは少々怖い。

 

 

 

タイヤの値上げが乱発する中、最もコスパに優れるモデルをチョイス。

 

「イノウエ」のラジアルタイヤ。

 

 

 

最初のきっかけは用意しておきたい。

 

後はオーナーさんが気に入る仕様に着実に進めてほしいです。

 

 

 

もうひとつの懸念材料として純正のエキパイとマフラーが無いこと。

 

ビート工業の「NASSERT R チタンフルエキ」では、天地がひっくり返っても車検はおろか、公道走行をも危ぶまれる。

(旧車會系と違い、湧き上がるような咆哮)

 

 

 

エキパイエンドが50.8パイなので、大手通販市場からこちらのサイレンサをチョイス。

 

バッフル有なら何とかなるでしょう。

 

 

 

アッパーカウルを外したのはメーター球の交換のため。

 

ちょっと考えてみる・・

部品代で数百円のメーター球の交換を仮にディーラーに持ち込んだとして、カウルの取り外しと複雑なメーター周りのコネクタ解除でようやく球交換ができる。

 

球ひとつで¥1万請求されかねない高いレバレートにシビれ、バイクを降りてしまう現状があるのもどうなのかなと考えます。