1997年~2003年まで生産された2ストVino(ビーノ)。
購買層の6割が女性で、とりわけ20代を中心に大ヒット。
しかしながら、ギャルが乗っているからの固定概念ありきではないが、ガードレールやコンビニの鉄柱、はたまたメルセデスにぶつかったのか程度のいい外装の個体は極めて少ない。
(さらに、イタズラで外装を割られた事例も目にしてた)
オーナーさんもせめてレッグシールドだけでも替えたいなとのことで・・
所謂、「台湾製外装」。
純正価格(現在は廃盤)の1/10以下の驚異的な価格で仕入れたそう。
YAMAHAのスクーターは割と「建付け」が良くピッチリと収まっているが、いざ分解となると少々の手間を要す。
構造上、「隠しネジ」はどうやらなさそう。
最後にコンビニフックのボルトを外す。
とりあえずこんな感じでレッグシールドの取り外しが完了。
私は台湾製なり中国製の外装キットの購入及び取り付けは行った経験はないが、バイクショップの意見を聞くと単純にボルトオンとはいかないそう。
と言うのも、新品の純正外装から「型」を取ってなく、日本専売のVinoにもかかわらずどのようなカタチで海外に流れ、その中古品から「型」を取っていると予測できる。
純正のスクリューボルトで締めると確実に破壊しそうなので、ワンサイズ細いボルトで固定。
フロアパネル前部の突起をレッグシールドの「受け」に挿し入れるがこれがとてつもなく困難。
レッグシールドが壊れないようにと願いながら引いて、何とか収まった。
Vinoの輸入外装キットの取り付けを動画でアップしているのを見たが、単にフロアをのせて4本のボルトで固定しているだけなんですね。
何はともあれ、無事取り付けが完了しました。
ここからは番外編。
グリップも経年劣化で朽ちているのと、よく判らないミラーが付いていたので、オーナーさんを用品店に招き少しでもスタイリッシュな見た目になるよう提案。
しかし、パーツはこちらで手配するといつもの答え。
それが、このグリップ。
一見スーパーカブのようだが、溝が平行でなく斜めになっていて絶妙にパテントをかわしている。
たぶん、2本で¥500もしないだろう。
ミラーも何となくスーパーカブっぽいデザイン。
これも左右で¥1.000で十分お釣りがくるだろう。
Vino(ビーノ)に乗るなら、安物パーツで揃えるのでなくパーツの選定に少し拘ったほうがいいと思いますが・・