私の師匠は、子平舘の理事長である梅川泰輝先生です。

以前にもブログに書いたかと思うのですが、私はもともと四柱推命を独学で勉強していました。
でも、壁にぶち当たり、
「やっぱり教室に行った方がいい」
と思い始めました。
そのときにたまたま「四柱推命教室」を見つけたので、ある師匠について勉強を始めました。

もう、十数年前のことです。

初めは、その師匠の教えを

「すごいなあ・・・四柱推命って奥が深いなあ・・・」

と思って感動したことを、今でも覚えています。

でも・・・

なんだか違うな・・・と、感じ始めました。
当たらないことがあるのです。

「日支が冲していたら相性が悪い」

「空亡だから、大変なことが起こる」

「(十二運が)絶だから飽きっぽい」

「偏官格だから偏屈」

などなど・・・

そんなとき、大阪府易道事業協同組合の懇親会で出会ったのが梅川泰輝先生でした。

私が四柱推命を勉強していると知った梅川先生は、私の命式を見て

「わ~・・・今の大運、しんどいなあ」

と言ってくれたのです


それまでは、どの四柱推命の先生に観てもらっても

「今の大運、正官が来ているからいいわねえ!」

としか言われなかったので、「おかしいな」と思っていたところでしたから、

「そうです!どうしてですか??」

と尋ねると、非常に丁寧に命式について解説してくれました。

そのときに、

「あ~・・・これまで間違った四柱推命を勉強していたんだ」

と悟りました。


私は、梅川先生から四柱推命を学びたいと強く思いました。
でも・・・
それまで教えて下さった先生には、非常に恩義を感じていましたので、どうしたものかと梅川先生に相談に行きました。

すると

「師弟関係は、大事にしなあかん。もし、うちの門弟になるなら、今の師匠の○○先生のところに一緒にお願いに行こうか」

と言ってくれたのです。

早速、それまでお世話になっていた先生の下へお願いに伺いました。
すると

「梅川先生は素晴らしい先生だから、ぜひお勉強に行ったらいいわよ。いろんな先生から学ぶことも大事よ」
 
と、笑顔で快諾してくださったのです。

申し訳ない思いと感謝の気持ちでいっぱいでした。
でも、きちんと筋を通すことの大切さもあらためて感じました。


いま、四柱推命を勉強されている人の中にも、師匠を変えられずに苦しんでいる方もいらっしゃると思います。
でも、その思いこそが大切だと思うのです。


ちょっと習いに行っては、すぐ別の師匠に付いて勉強し、そこに疑問を感じたら、また別の師匠の下へ行き・・・というような勉強の仕方をしている人を見かけることがあります。

挙句の果てに、そこで学んだ勉強を、自己流の一部に取り入れて、いい加減な鑑定をしてしまう人もいるから驚きます。


現在、梅川先生は、東京まで月に一回の教室に出向いています。
そこの生徒さんも、4年目に突入しました。
随分と子平舘の四柱推命学が染み渡り、成長されたと、いつも梅川先生からうかがっています。

でも、4年も学ばれている生徒さんでも、

「まだまだ、私なんかが教えるなんて・・・」

とおっしゃっているくらい、梅川先生が教授される四柱推命学は崇高なのだと感じます。

私は、四柱推命は初級こそ大切だと思っています。

あちこちでちょっとずつ勉強して、いわゆる「占い教室ジプシー」さんは、初級も究められないままになっていることもあります。
(空亡論、十二運、通変星観法などなどが9割を占めますから・・・)

やっぱり、本物を身に付けたいのであれば、信頼できる師匠に食らいついて学んでこそ叶うのだと思います。

これから四柱推命学を勉強されたい方は、ぜひぜひ、最初の判断を誤らない様にしてほしいなあ・・・と思います。