私の恩師、梅川泰輝先生と、十干推命のすごさについてよく話をします。
アメブロでも、非常によく鑑定される先生もいることを知り、少しは安堵していますが、それでも、「惜しい」のです
用神取用には、必ず日干が身旺か身弱かを見極めなければなりません。
この身旺、身弱の判断も、通根する星を間違えている鑑定士が、まずはめちゃめちゃ多いのが実情
従いまして、身旺なのに身弱・・・あるいは、身弱なのに身旺・・・と判断している方がいらっしゃいます。これでは、お客様の人生に示唆を与えることは絶対にできません。
特に、丑や辰をどの十干の根としてみるかは重要です。
(ほとんどの鑑定士は、丑も辰も、いつでも「土」として扱ってしまってます)
さて、身旺身弱がわかったら、いよいよ用神を決めることになります。
例えば、
日干が弱い弱い癸だったら・・・
まあまあよく見る鑑定士は、用神 金水 と言うでしょう。
でも・・・
この金水、
「庚」「辛」「壬」「癸」の四つがありますよね。
五行推命は、ここに 「惜しさ」 があるのです。
十干には、それぞれに性質がありますから、
どの十干で助けることが日干にとって最も良いのかを考えなければなりません。
これが、子平館で採用している「十干推命」なのです。
弱い癸
庚で助けた方が良いのでしょうか。それとも、辛で助けた方が良いのでしょうか。
もしも、命式中に甲が旺じていて弱っているのであれば、用神として水を使うことが本当に良いのでしょうか・・・。
用神として、先に使うのか後に使うのか・・・という問題もあります。
五行推命の限界を知り、十干推命に行きついた、
子平館の先代である梅川泰司先生は、
本当に偉大だとあらためて思うのです。
そんな梅川泰司先生の教えを、完全なる形で継承している梅川泰輝先生も、またまたやはりすごいのです
四柱推命学をどこで学ぶのか、これは、今後の鑑定士生命に大きく影響しますから、最初の師匠を誰にするのかは、絶対に慎重にすべき・・・
誰に習っても同じ・・・なんてことは絶対にありません
ということをみなさんにお伝えしたいのです。