四柱推命を勉強されている方の多くが、「五行がすべてそろっている命式が最もバランスが取れている」と仰います。
でも・・・
本当にそうでしょうか??
自然摂理を考えれば、五行そろっていないことで救われる日干は存在します。
例えば・・・
日干 丁 の場合、
丁 は、ろうそくの火です。
ろうそくの火は、たった一滴の水で消えてしまいます。
最身弱の丁の場合は特に、命式中に水なんてない方がいいのです。
命に係わります。
もうひとつ・・・
日干 癸 の場合
癸は水たまりのような小さな水です。
こんな水に、戊のような大きな山が覆いかぶさったらひとたまりもありません。
己でさえ、清いことを使命とする水には、濁らせるだけの厄介者にしかなりません。
いくら身旺の癸であっても、(壬があれば別)土は命式中に絶対にない方が良い星です。
ですが、世の中には・・・
「干合しているから人間関係が良い」
「正官があるので、いい結婚ができる」
なんて、まったく間違った鑑定をされる人が多いのが事実です。
四柱推命の命式中の自然をよ~く見ればわかる事象です。
五行がそろっていない方が良い命式は、世の中にたくさんあるのです。