昨日、お客様が東京からわざわざ鑑定に来てくださいました。
以前(もう、五年ほど前)に鑑定したお客様からの紹介とのことで、その方と一緒に来られました。

どうやら五年前、「43歳頃に大きな病気をする」とお伝えしたようで、その通り、狭心症と膵炎を患いました、とのこと…(私はすっかり忘れていましたf^_^;)

「病気をしたあと、ふっと思い出したんです!ピッタリ当たりました!!だから、紹介して連れて来たんです」と言ってくださいましたが、避けられない事象には、やはり早期に対処できるように鑑定していきたいものだと気を引き締めました。

さて、昨日の鑑定は、夫の仕事に関する悩みでした。

生まれた時間がわからない、とのことで、これまでの人生を細かく聞きながら時間を推察する作業から入りました。

これがなかなか難しい作業です。

多くの四柱推命家は、時間を聞かずに三柱で見たりしますが、時間でコロっと結果が変わるのに…と、不思議でなりません。
皆さん、三柱だけで断言するような鑑定師には要注意です。

余談になりましたが、時間を推察してからでなければ、未来を読むことはできませんので、子平館では、四柱にしてからしっかり読んでいきます。

ちなみに、昨日のお客様の命式です。

甲 丙 辛
戌 申 亥

大運 壬辰

こんな命式で、鬱病を患い、今年仕事をクビになったとのこと。
「人生のなかでも今年は最悪です」
ということでした。

官星は命式中、辛があり、申、戌に通根しています。丙も戌に通根し、辛と干合しています。
甲は、時間が何であっても身弱だとわかります。

例えば、もしも時間に丙寅があれば、用神は壬となりますから、水が巡って悪くなるなら、この時間は違う、というように見ることができます。

全ての時間をここで説明することは省きますが、水が旺じて悪くなると考え、おそらく壬申が時間についているのだろう、と推察しました。

今年は、12月が壬子です。
自殺や失踪にかなりの注意が必要です。
幸い、お客様(この命式の方の奥様)が、木の旺じた方でしたから、ご主人をしっかり支えるようにと伝えました。

お二人が、この最悪な状況に力を合わせて立ち向かい、より良い未来を築くために、鑑定師は真剣に向かい合わなければいけません。
お客様の命を守るためには、時間まできちんと読んでいく必要があることを、また改めて痛感させてもらえた鑑定でした。