昨日、天王寺都ホテルで、大阪府易道事業協同組合の定時総会ならびにシンポジウム、懇親会が執り行われました。


シンポジウムでは、神作先生による「五行易の実占解読」がテーマでした。

いつも本当にわかりやすく、そして興味深く面白い講義でした。


でも・・・

シンポジウムの前に行われた総会が、なかなかスムーズに進行せず、来賓の先生方に長い時間待っていただく事態を招き、本当に申し訳なかったです。


今年は、役員改選の年でしたので、総会で議長により選出委員が任命され、総会の承認を受けたのち、選出委員によって選出された理事が発表されました。


そのメンバーを聞いて、数名の先生方が大反対され、(理由に納得がいかなかったようです)結局議会の進行上タイムアウトになって一時中断となってしまいました。(後日延期となりました)


このような人選は、全員一致で決まることの方が実は難しいと思います。ある意味これは当然の流れだったのでしょう。

政界だって、なかなか満場一致なんてないのですから。


新しいことを取り入れたり、始めたり、それまでの中身が変わったりするとき、それを受け入れられないと感じる人は多いものです。


ただ、私は、組合員の先生方それぞれの思いがとってもよくわかります。

今回の件は、意見の対立とも取れますが、その一方で、みな、組合を何とか良くしたいと思う気持ちに変わりはないはずです。

そのために必要な人選を考えれば良い話なのですが・・・


たとえば、新しい理事を入れるためには、それまでの理事が退かなければポストが空きません。

(これまでの組合は、理事職がガラッと変わることがありませんでした。

同じメンバーで理事会を結成することが、なんとなく習わしになっていたようです)

つまり、理事の先生が、仕事が忙しくなって組合活動が出来なくなるか、あるいは病気になるか、または亡くなるか・・・

このような状況によって理事職を退いたときに、はじめて新しい先生が空いたポストに入って理事になることが出来るといった状況だったのです。


毎年、組合に新しい先生方が入会してこられています。

新しい先生が必ずしも若いわけではありません。

占いの勉強はまだまだこれから、という場合でも、人生経験をたくさん積んだ先生も多くいらっしゃいます。

会社組織の中で揉まれて苦労されて、定年退職後に占いを勉強される先生もたくさんいらっしゃるのですから、我々若い者にとっては、多くの学びを得られる人生の大先輩なわけです。


もちろん、30歳代、40歳代の若い世代の先生もいらっしゃいます。

組合全体でみれば、いろんな世代が居て、お互いに良い刺激になれる良い環境です。


そして、やはりどの先生も組合を・・・いえ、この占い業界を何とか立て直したいと強く思っているはずですから、私自身は、その方向性さえ見失わなければ、はっきり言って誰が理事をしたって構わないと思います。


こんなことはないと思いますが・・・例えば私利私欲に駆られて役職にしがみつこうとするのではなく、組合員全員が一丸となって素晴らしい会にすることが第一だと思います。


今回の事態について、私は現在理事をしている立場ですので、なんともいえない悲しい気持ちで今日を過ごしました。


理事だから、とか平だから、とか、そんなことは実はまったく関係のないことです。

人生を示唆する立場の鑑定師だからこそ、より良い総会が再度開催され、無事に改選が建設的意見交換の下で行われることを、ただただ祈っております。