療育の先生とか、療育の職員とか、療育の言語聴覚士とか児童精神科医とか全員が口を揃えていう。
「こだわりがねーーーー」
「それ以外は、むしろお利口さんよねーーー」
「説明もお話も上手ですし」
「でもこだわりが出たら引かないのよね」
「子供同士だと噛み合わないところが多くなりますよね」
「こだわりがあるから仕方がないですけど」
「大人なら対応出来きますが」
「仕方がないけど、こだわりがねーっっ」
「僕の好きなもののこととか、
わかってくれるのはママとおじいちゃんとパパ しかいないんだよーーー」
「キングオージャーのクワゴンとカブタンが、
一緒にゼリーを美味しい美味しいって言いながら 食べてるところが見たいんだよ」
「僕がカブタンする。緑の服と黒のズボンに 着替えるから、ママは青い服きてトンボオージャ ーになってよ」
こだわりってなんなんでしょ
この会話ってこだわりなんですか!?
一日中ゴッコ遊びしてるけど、
これ普通じゃないの?
これが息子の普通なんですけど、
これ、こだわりですか?
思えば二歳になってかかりつけの小児科医に、
息子を診てもらったところ、
「こだわりが強そうな子だと思う」
そう言われたのを思い出した。