ドイツのナチス政権が1100万人の
ユダヤ人絶滅政策を決定した、
「ヴァンゼー会議」の映画だった。
有名な最終的解決の。
静かに淡々とやばい内容の会議は進んでいって、
どんな方法で処理されるのか、
途中まで隠されていた。
それを実際に実行するドイツの兵士たちは
耐えられないとか精神科通いになるかもと
危惧されたり心配の意見があった。
だけど結論は決まってるようで、
結局この会議は決まってることへの
同意と調整だけほしかった感じ。
同じ意見ではなさそうな人も、
同じ方向に向かざるを得ないような
集団の怖さも見える。
過激な人ほど単純さを求めるし。
反対したら殺されるよね、これは。
ユダヤ人の心配なんて口に出せば、
冷たい視線を浴びて人生終わりな雰囲気。
この映画、ただの会議を見てるので、
見てるこっちも淡々と見てしまった。
地味に引き込まれた。
恐ろしいな