『スタイルズ荘の怪事件』のあと、
この短編集『ポアロ登場』を書いたとか。
大ファンというシャーロック・ホームズの
言ってた言葉とかあったり、
似ている展開でもラスト違ったり、
全体的に読みやすくいろいろ面白かった。
図書館で借りて読んだ
《※ネタバレなしの感想》
『〈西洋の星〉盗難事件』
スタイルズ荘のメアリの名前が出てきた
人の相談にのれるなら元気そうだね。
ポアロとヘイスティングズのケンカは、
高級感なくて面白かった。
『マースドン荘の悲劇』
けっこう面白かった！
殺された場面を考えると、
ゾワッとする。
『安アパート事件』
日本や日本人の記述が出てくる。
日本政府がほしくなる情報だとか。
翻訳のせいなのか、謎解きが少し
分かりにくかった
『狩人荘の怪事件』
これは面白かった！
ポアロがインフルエンザで部屋から出ず、
殺しの調査はポアロではなく、
ヘイスティングズが依頼人と行くことに。
大胆な事件だった。
『百万ドル債券盗難事件』
面白かった！
ポアロの態度もなかなか可愛いw
海に捨てる必要があるのもいい。
リッジウェイはとんだ災難だったな。
『エジプト墳墓の謎』
舞台はエジプト。まあまあかな。
ポアロの海と旅嫌いが笑えた
“黒い服に積もるほこりとの
終わりなき闘いを繰り広げていた”ポアロw
犯人は殺人狂で、ポアロも狙われた。
『グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件』
まあまあ。
真珠のあたり、ナイルに死すを思い出した。
『首相誘拐事件』
イギリスの首相が誘拐された。
和平会議まで24時間15分。
またポアロは船に乗るはめになり、
船酔い解消法の体操をしてた
可愛い。
『ミスター・ダヴンハイムの失踪』
ポアロとヘイスティングズが、
ジャップ警部をお茶に招待した。
事件のことで警部と賭けをすることになり
犯人こっちか～と思ったり、
まあまあ面白かった。
『イタリア貴族殺害事件』
なるほど。
『謎の遺言書』
依頼人の他人任せはいいのか
丸投げすぎないか。
『ヴェールをかけた女』
手紙で脅された脅迫事件。と思いきや…
ラストのどんでん返しは面白かった！
『消えた廃坑』
ポアロが持ってる唯一の株にまつわる話。
あんまり…
『チョコレートの箱』
ポアロ本人が話す失敗談。
ああ、お母さん…。
なんというか、面白かった。
ざっと感想。
あとがきも面白かった。
たしかに有名な推理ものには、
名ゼリフがあるな。
名探偵コナンの「真実はいつも一つ」
金田一少年の事件簿は
「じっちゃんの名にかけて」、
シャーロック・ホームズは
「初歩だよワトソン君」か。
このポアロは「灰色の脳細胞」を働かせて、
と、それぞれ個性的。
面白かった