アガサ・クリスティーの本は5冊目。

『ナイルに死す』も『アクロイド殺し』も

ヘイスティングズは出てこなかったので、

本作が初ヘイスティングズだった照れ


アクロイド殺しのとき、やたらポアロは

ヘイスティングズと言っていて、

知らない私はずっと気になっていた。


いざヘイスティングズを知ると、

同じ本を書く役割でも

シェパード医師は暗かったなと。


ヘイスティングズは紳士だけれど、

旧友の妻が自分のことを好きなのではと

心躍って、ときめいていたりタラー

若い娘にいきなりプロポーズしたりと、

単細胞系統で憎めない人物だったw

二人の女性には想い人がいてフラれてた。

プロポーズは笑い飛ばされてたし爆笑


人妻の美女メアリはツンデレで、

本当は夫が好きなのにプライドが高くて

素直になれないっていうのがツボった。

メアリ良い感じ乙女のトキメキ


結婚時メアリは夫に恋はしてなくて、

夫も了解してたけど夫は寂しくて

農場の人妻レイクスに手を出し、

メアリは夫が離れて行くほど好きになり

夫婦は愛し合ってるのにプライドのせいで

すれ違ってくのがなんか引き込まれた。



シャーロック・ホームズの大ファンという

アガサ・クリスティーの初ポアロ作品が、

このスタイルズ荘とか。


先に読んだ4冊よりなんとなく出来が荒め。

面白かったニコニコ

荒いのって印象に残るね。



《※ネタバレありの感想》




先にアクロイド殺しを読んでおいて良かったと思った。
ポアロシリーズを何冊か読んだあとだと
シェパード医師を疑いながら読んだかも。
そしたらあれほどの驚きは、
得られなかったかなと思った。
運が良かった。

アクロイド殺しを読んだあとに
スタイルズ荘を読んだので、
この家政婦さん怪しいと思い続けたw
異常に泣き過ぎだし言動も怪しかった。

でもまさか共犯だとは思わなかったよ!
共犯、ってところに驚いたびっくり

いかにも怪しいエミリーの夫は
引っ掛けかなと思って除外したら、
犯人の一人だった。
やっぱりか〜

年下の夫にメロメロだったエミリーは
夫の裏切りの手紙を見つけたあと、
ショックだったろうね。
夏なのに暖炉の理由は思いつかなかったな。

強壮剤に臭化カリウムを入れると
ストリキニーネが底に溜まり、
最後の一口でストリキニーネを
一気に飲むことになり死亡に至るという、
そんな方法で殺されたエミリー。

計画では、エミリーの夫は
一度わざと逮捕されて
アリバイで無罪放免になり、
同じ罪で二度裁判にかけられることはないから
その後は悠々と暮らす予定だった。

が、そこはポアロ。
バッチリ阻止してた気づき

計画の遅れで、共犯者の恋人を
安心させるために書いた手紙が、
事件の真相を語ることになった。


でも、いくらお金のためとはいえ、
自分の恋人を他の女性と結婚させて、
よく近くで見てられたなと思うガーン
エヴリン怖い…


長男ジョンと次男ローレンスは、
けっこう好きなキャラだったな。

面白かったニコニコ