地上戦ではなく、地下での戦いだった。
「地下は大混雑」というように、
敵の塹壕を目指して土の中を
イギリスも掘ればドイツも掘っていた。

第一次世界大戦の最大の会戦で、
イギリス、ドイツとも死者数が半端ない
ソンムの戦いの映画だった。
史実に基づく話らしい。


地下10mにドイツは塹壕があるから、
砲弾150万発を使っても効果はなく、
イギリスはドイツの裏をかく作戦を立てる。

それはドイツ陣営まで地下を掘り進み、
地下に爆弾を仕掛けて爆発させること。
それは大きな味方の援護になると言う。

その計画に、民間企業から5人の
トンネル堀削作業員を採用。

「務めを果たしたい」と戦場に来たけど
ずっと地下で作業してるから、
自国の兵士にバカにされていた。
彼らは成し遂げられるのかという話だった。


一番に思ったのが、塹壕って
悪臭がすごいんだなって…驚きあせる

汚物だらけなんだね。
すぐ慣れるって言ってたけど、
キツイそうだった…


地下を掘る作業がメインで、
崩落したりガスが出たり敵が来たり、
感づかれて襲いかかられたりと、
命を懸けた大変な戦いで驚いた。

敵の存在を知るために聴診器を使って探ったり、
けっこうな神経戦でもあった。


ガス探知のためのカナリアは、
カナリアが可哀想で辛かった悲しい
ぐったりしてて、泣ける…

ビルも、逃げれなかったのかな…
最後まで諦めないのが見たかった。
息子に返されたオモチャを見て、
ああ家に帰れたんだなとジーンとした。

チャーリーは戦場で神経がすり減っていたのか、
手紙からの突然の行動を止められず、
悲劇になってしまった。

最後、掘り進めたら終点でまさかの
ドイツのトンネルとつながってしまい、
どうなるのかとハラハラした。


ビルには逃げてほしかったので、
そこは不完全燃焼な感じがした。
でも全体的に面白かった。
こんな戦いもあったのだなと、しみじみ…