東京で精神を病み仕事を辞め、

函館に戻って仕事をしたけど

状態は酷くなり友達に連れられ病院へ。

 

泣きじゃくる和雄は何かが崩壊してた。

病院の診断は自律神経失調症で、

ランニングを勧められ走る事にした和雄。

 

毎日走る中で出会った彰、弘斗の

人生模様もあって色々と考えさせられた。

 

 

支えてくれる妻の純子や、双方の親達、

友人の研二、愛犬のニコと、

この僅かな世界でも和雄は

追い詰められてる今。

 

 

研二が目標だった額のお金を貯めて

海外へ行った姿を見て、

今の自分と比べたんだろうな。

死にたいと思っちゃうよね。

大した事ではないのに大きく見えるし、

 

妻が妊娠したことで生活や仕事面での

今後の不安も大きい。

 

 

追い詰められるし、自分に絶望して、

薬を大量に飲み自殺未遂を起こす。

妻の妊娠も今の自分には負担で、

純子が東京に帰る選択は良かったと思う。

 

純子も鬱々とした環境から解放され、

今よりは明るく過ごせるはず。

お互いのびのびと過ごせるのは、

良いことだと思うね。

 

 

彰のことは、残念過ぎて...

和雄と彰は中身の性格が似てて、

弘斗と彰は外側の環境が似てた感じだった。

 

弘斗は昔イジメに遭ってた。

彰も転校して来た当初は良かったけど

バスケ部で徐々にイジメが始まってた。

一対大勢でほんと最悪。

 

 

岩からの飛び込みは見返すためだった。

でも海に一人で飛び込むのは危険すぎたショボーン

弘斗と恵美の涙が辛い。

 

彰が死んだことを和雄に話したとき、

弘斗は制服を着てたから

学校をやめてなくて良かった。

 

 

研二の話から見ると、和雄と彰は

性格が似てると感じた。

和雄も強いと見られて彰のように、

孤立していったのかもしれない。

 

人間て大勢の中に入らない人間に、

容赦ないよな。

傷つかないと思ってるのか、

ほんと悔しいね。

 

人と同じや普通を周りが求めてくるから、

生きづらいんだよな。

 

 

ものすごく良かった。

余韻がかなりある。

これ見たら一生懸命生きようと思った。

 

なんか人生、重いよなあ...と。

でも一人は寂しい。

 

和雄が裸足で大地の草を踏み締めて、

良い顔で走り出したあの解放感に

かなり感動してしまった目がハート

エンディングも綺麗な曲。

 

 

東出昌大の演技もめちゃくちゃ良くて

ちょっとビックリした。

 

 

見て良かったクローバーランニングキラキラ

良い映画だった。