1983年の出来事で、実話なのだとか。
タミーがとても頼もしかった
タイタニック号を見に行って爆縮した
タイタンのニュースもあったし、
やっぱり海は怖いなと思いながら見た。
そういう所も冒険心をくすぐるのかもしれないけれど。
一人旅をしていたタミーは、
タヒチでリチャードに出会う。
リチャードは自分で造った船に乗って
一人で海を旅していた。
一気に距離が縮む二人
そんな時、リチャードの知り合いの
イギリス人夫婦が仕事を頼みに来る。
急遽、帰国をしなければならない夫婦は
自分たちの豪華なヨットをサンディエゴまで
「回航してくれないか」と言う。
充分な報酬と帰りの飛行機チケット付き。
その依頼をOKし、タミーと二人で
タヒチからサンディエゴまで行く予定が...
ハリケーンに遭い、
船は沈没寸前に。
ケガをして動けないリチャードに代わり
船の知識をフル回転しながら、
陸地を目指す24歳のタミー。
ドキドキハラハラで、
とても面白かった
ロープなしで海に入ると、あっという間に
船から引き離されたのは驚いた。
≪※ネタバレ有りの感想≫
最初、あの波間にリチャードが見えず、
目を凝らしても分からなくて、
だけどリチャードの事が分かって納得した。
リチャードはハリケーンに遭ったとき、
もうとっくに海に投げ出され、
金属があたって亡くなっていて、
海の底に沈んでしまっていた。
タミーがずっと見て喋っていた相手は
幻だった...
出会わなかったら思い出すらなかった、
そう言うのがグッときた。
「この先は独りなのね」
幻が消えてから、タミーはまた頑張る。
ベジタリアンだと言ってたけど、
生きるために魚を捕ってさばく。
最後は助かって良かった。
リチャードの手造りの船“マヤルガ号”の
姿を見たときは思うものがあった。
もうリチャードは戻ってこない、
持ち主を失った船が悲しかった
これだけのことがあったけど、
タミーはそのあともずっと
航海に出ているらしい。
たくましい!すごいね。
面白かった。