コミックジーン2022年7月号の

表紙にもなってたサーヴァンプ。

119話 “暴食”



《※ネタバレ有り》



ニコロの強い意志が良いね。

「もう一度人生を選べてもこの道を選ぶ。いつか描いた理想と違っただけで、人の人生を素晴らしくないと勝手に断ずるなよ」

とアクマに怒るシーンが好き。


何も見ようとも聞こうともしない、

誰もいない所で王なんか自称する、

そんなのに支配されてないで

こんな小さな世界を喰いつくして出てこいと。


ニコがかっこいい…



その後はイルディオの過去に触れたニコ。

“暴食の知られざる物語”って

横に書いてあるのピッタリだった。

イルディオの過去のお話がメイン。



古代のような見世物をしてる所で、

バトルをしていたイルディオ。

勝てば食事にありつけるし、

負ければ死が待っている過酷な場所。


足枷が付いてたから奴隷なのかなうーんはてなマーク

檻に入れられて生活してた。

勝つからたくさんの御馳走が並ぶ。


同じような奴隷?の小さな女の子に、

自分の食事を分けてあげた。

代わりにお花を一輪貰ったイルディオ。


イルディオの世界は勝つか負けるかの二択で

信じてるのは自分だけだったけど、

パンを分けた時の女の子の喜ぶ顔や

お花を貰ったことでイルディオに変化が。


自分だけじゃない、

他人の存在で幸せを感じ始めてた。



でも、イルディオは負けて死んでしまう。
負けた理由は、よそ見…驚きガーン

自分があげたパンをオーナーが勘違いして

女の子を殴り泣かせたのを見てしまい、

よそ見をしたら敵の斧でザックリ…あせる

そして吸血鬼サーヴァンプへ。


自由になれるのに

イルディオが戻ることにしたのは、

あの子の喜ぶ顔がまた見たかったからかな。

自分がいて勝てば食べ物を貰えて、

またパンを分けてあげられる。


美味しい物を分け合える人がいるって

幸せだよね。

だから戻ったんだろうなイルディオは。



でもロウレスとも出会ったし、

伯爵は変わらずスリーピーアッシュ一筋w

ロウレスの複雑そうな顔が印象的。


この回のイルディオの

少し穏やかな表情も良かったな。