時効になった殺人事件の犯人が野放しで

その犯人・松倉を死刑にするため、

別の殺人事件の犯人に仕立て上げる。

 

そのためには、今起こった事件の真犯人が邪魔なので、

銃で殺し埋めて消した最上検事。

 

 

最上検事がここまでするのは、

時効になった凶悪事件の被害者が

知っていた女の子だったから。

 

今度こそ捕まえたいという思いから

真実をねじ曲げる最上検事。

凶悪犯を死刑にするというのは、

勧善懲悪としては悪い題材じゃないはず。

 

二人の殺人犯を野放しにせず

自分の手で殺した最上検事は、

普通の映画ならダークヒーローの勢い。

 

なのに、このモヤモヤ感…キョロキョロあせる

 

 

それは、最上の暴走を阻止しようとする、

沖野の存在があったから。

 

 

沖野は、潜入していたジャーナリスト?

と一緒に最上検事を追求していく。

 

けど最上は常に沖野の一歩前を行くから

なかなか止められない。

 

 

でも松倉に犯行は不可能の証言を集めて

冤罪を防ぐことに成功した沖野。

 

冤罪を防げた。それは良かった。

だけど、時効になった殺人事件の真犯人である松倉は罪を償うことも無く、

再び社会へ戻ることになった。

 

殺人犯の野放し。

 

 

最上検事は選択に迫られ、

最後は人に依頼して松倉を車でひき殺した。

 

それは沖野の目の前で起こり、

それを止めることは出来なかった。

 

最上と沖野はお互い相容れず、

最後は袂を分かつ感じで終わる。

 

 

 

松倉や弓岡という殺人犯が死んで、

まさか視聴後にモヤモヤ感が来るとはタラー

 

最上検事が正義を執行するため

犯罪に手を染めてしまったこと、

闇のブローカーに弱みを握られたことも

見てて不安になったあせる

 

松倉を捕まえるため必死で、

だけど反対に最上が追い詰められて

崖っぷち状態なのが分かるから、

スッキリ感無しになった気もする。

 

 

グイグイと内容に引き込まれて、

画面から目が離せなかったな。

 

面白いかというと、うーーん...ショボーン

面白くなかったの?と聞かれると、

いや面白いよと答えてしまう感じの映画だった。

 

悪くないんだけど、

もう一押しほしかったな。