勝てる能力を持った主人公が、

その能力を自分が正しいと思うことに使う。

そんな映画だった。

 

 

「敵が切り札を使ったあと、自分の札を出す」

 

この言葉を聞くと、幽遊白書を思い出すチュー

蔵馬が鯱を倒したときの言葉。

「切り札は先に見せるな」

「見せるならさらに奥の手を持て」

 

 

↑このあいだカラー版買ったけど、

幽白は白黒じゃないときついと知った笑い泣き

赤いところがやばい。

映画ならR12は確実w

 

 

銃規制強化法案に賛成か、反対か。

議員に働きかけるロビイスト達の攻防が

映画の内容だった。

 

 

主人公のエリザベス・スローンは、

数々の依頼を成功させて来た、凄腕のロビイスト。

冷徹で、手段を選ばないところは

味方さえも戸惑わせる。

 

ある日、銃規制に反対の陣営が
女性の支持者を増やしたいと依頼を。
「安全は国民すべての完全武装で成り立つ」そう言いたいのかと、
スローンは大笑いして冷たくあしらった。
 
スローンは銃規制強化に賛成派。
巨大な相手にも、
自分の意志を曲げなかったスローン。
 
上司とぶつかり、引き抜きの話もあって
部下5人と共にピーターソン=Wという
銃規制賛成派のロビー会社に入る。
 
そこから、銃規制強化法案を通すため、
資金力も巨大な反対派と戦う。
 

 

面白かったニコ

 

身内の中にスパイが出たときは

えっ!?って思ったけど、

内から崩そうとするのはスローンも同じだった。

 

最後、怒濤の反撃で明かされたのが、

ジェーンのこと。

スパイとして敵方にいたのには驚いたびっくり

まさに先手必勝。

ジェーンが切り札だったとは。

 

 

スローンは勝つためなら人のトラウマ的な痛みも利用するし、

はっきりいって嫌な人間と言われても

仕方ない部分はとてもあると思う。

CEOのシュミットからも注意されてた。

 

 

自信があって態度も大柄でバリキャリで、

スローンみたいなタイプは

全てを持ってるように見えて嫌われがち。

 

でも明るい人生だけではないことが

スローンを見てて分かるショボーン

 

スローンの過去は回想でも出ないけれど

生きるために嘘をついて育ったこと、

まともな生活を手に入れるため、など話す場面がある。

結婚も恋人も必要としていない。

お金で男性を買うサービスを利用してて、

個人攻撃の材料にされるも、

このサービスの男性は「知らない」と、

スローンをかばってくれた。

 

既存の男性のようなスローン。

題の“女神”は、なんか違うような気もする。

 

 

「キャリアを捨てる価値が?」

弁護士が問う場面があった。

 

祖国のために正しいと信じることをする。

 

神がくれたような強力な能力を、

正しいと思うことに使う、それも

誰も勝てない巨大な相手に。

 

そういう所は、かっこ良かった乙女のトキメキ

これで人生も楽しい〜って顔があればなあ...

ずっと暗い感じなのが気になる。

 

 

 

自分の保身のために

国を食い荒らす議員を前に、

逆転劇になった聴聞会が面白かった。

 

だけどスパーリング議員て、

6票持ってる人だよね?うーん

顔の判別がつかなくてタラー

 

その票がないと勝てないはず。

このままだと確実に負けてたから、

不正を暴いて、そのあと票はどうなったのか…

結果は分からないまま終わった。

 

ラストで出所してくる場面も暗い。

 

この暗い場面が表すのはもしかしたら、

これだけやっても

銃規制強化法案が通らなかったのか...

 

どうなんだろう。

闇は深そう。

 

 

 

スローンが自分を囮というか、

自分自身を武器にして

敵にダメージを与える戦い方は、

ちょっと特攻隊みたいな感じがした。

 

そうでもしないと勝てないという、

銃規制に反対する陣営の巨大さが分かる。

 

銃を買うのに身分証提示とか、

あたり前のことだと思うけどな。

犯罪者が買えなくなるのは良いことだと思う。

 

 

バイデン大統領も、

銃の規制強化を一刻も早く進めると言ってた。

うまくいくと良いね。