里親に育てられた景・ウインザー。
そこの母親は実の子は可愛がるけど
景には冷たかった。
「またか…」
何か言われるたびに麻痺していく感覚。
だけど心には小さな穴があいて行って…
あるクリスマスの夜、
それは繕えないほどの大きな裂け目になる。
その原因は、ハルトの父親の言葉。
ハルトの哀れむ顔も、かな。
「あれがこの社会の底辺だ」なんて、
ハルトの父親は最悪だよ
そこから立ち上がり、
ハルトの家を乗っ取った景・ウインザーがさらにハルトの大切なものを奪おうと画策し、
そして失敗する10巻だった。
景はあんまし良い人でなかったけれど、
「傷つけられることに慣れたらだめだよ」
って言葉は良かった。
自分が知らず知らずのうちに大切な人達を傷つけていることにショックを受けて、
自分のことがイヤになった音は
自分が離れることで相手を救う、
別れという手段をもって
音自身も楽になりなよと言う景の言葉に揺れ、
一緒にアメリカに行こうとする。
空港で音がやっぱりハルトに会いたいと言って景を怒らせて、ハルトが間に合って、
とりあえず仲直り?より先に
F4の西門総二郎と美作あきらが登場したw
久々~
ハルト描くよりF4の絵の方がかっこいい…
音とハルトを美作さんの家に呼んで、
つくしと道明寺が閉じ込められたあの温室に入れられたのは、なつかしさupだった
この温室は恋が実るパワースポットだね。
音は初めて「ハルト」って呼んだし、
ハルトも「音」って
ハルトが前のトラウマ的なのがよぎって
また傷つきたくないと躊躇するけど、
気丈に、でも泣く音を見て、
「何度だってズタボロになってやるよ」と
音を抱き締めるところが良かった
その他でいうと愛莉だけど、
愛莉は馳に好きだと告白して、フラれた。
馳は音がまだ好きで、
音の心配が愛莉より先に来ると言う馳に、
バッチリ失恋した愛莉だった。
愛莉と馳ってあんまり…
景・ウインザー側から見た物語なら、
お金を多く持っているというだけで人を見下す人なんて悪役そのものだし、
一つの下剋上として成立したかもしれない。
こう見ると、音って良い子なんだよね。
今回も、ハルトの家の騒動に巻き込まれただけだったし、利用されちゃって。
でも結果的にうまくいって良かった
面白かった。