「させていただく」という表現は相当昔から使われているのに、未だに言葉の乱れ
とか流行語だとか言われたりします。もともとは「相手の許可を得て何かをする」
表現なので相手なしの状況で使うと気になるのはわからないでもないですが。
しかし廃れるどころかさらに使われるようになっているのは「させていただく」が
敬語体系の穴を埋める存在で使い勝手がよいからだとこの本では指摘しています。
多角的な視点からいろいろな分析がなされていますが、飯間先生による特別寄稿を
読むだけでもこの本を読んだ甲斐はあると言えます。おススメです。