2019 年発行という、機械学習の本としては一昔前のものなので、現在となっては
だいぶ内容が古く感じます。R という言語も、今ではだいぶ使われなくなった気が
しますが、当時はバリバリに使われていたのでしょうか。
基本的にはニューラルネット以前の機械学習に関する技術をまとめた本という感が
ありますが、取ってつけたように
・Keras による MNIST の学習
・アルファゼロの仕組みや PyTorch・Keras でのレプリカの実践
という話題も含まれています。付録にあるベクトル空間、行列、確率空間の話題も
取ってつけたかのようでページ数稼ぎにしか思えません。ニューラルネット以前の
話題だけでしっかりまとめてあった方がよかったように思います。