久々に映画について。
こちらは大好きな一本。
ジャック・ドゥミ監督の『ロバと王女』
ジャック・ドゥミ監督の作品を最初に観たのは、
学生時代にフランス語の授業で先生が紹介してくれた、
『ロシュフォールの恋人たち』。
カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの
姉妹のキュートさに魅了され、
元気がなくなると、授業の合間に大学の図書館で
『Chanson De Jumelles(双子姉妹の歌)』までの部分だけを
観たりしたものです
この『ロバと王女』は、
『シンデレラ』でお馴染みのフランス童話作家、
シャルル・ペローが生んだもう一つのプリンセス物語である
『ロバの皮』が原作となっています。
人形のように美しいカトリーヌ・ドヌーヴと、
恋に落ちた愛らしい王子様の、火照ったような頬と潤んだ瞳が
バランス良く、終始うっとり
またミシェル・ルグランの音楽もいいんですよね
字幕がないと理解は出来ませんが、
フランス語の流れるような響きも耳に心地良いです。
私にも、“愛のケーキ”を作る機会がやってきますように・・・
(まだ観ていない方は、ぜひご覧ください)
沖津 那奈