意識が戻ると

自分の病室のベッドの上だった。




少しぼーっとする中、

執刀医の先生がやってきて


「なんちゃらかんちゃらだったので

2針縫いましたよー

なんちゃらかんちゃら…」


と唐突に説明をしてくれたけれど

ちょっと覚えていない。




そのうち意識もはっきりしてきて

自分の鼻に何か刺さっていることに気がつく。


鏡がないので近くにあった携帯で自撮りしてみる。



酸素のやつだった(カニューレというらしい)


少し鼻の中が痒くてムズムズしたよ。




お分かりのとおり

術後すぐでも自撮りでピースできるテンションはあった。


手術をした右膝はまだ痛みはなく、

太もも全体が痺れているなぁ〜くらい。




携帯は側にあるけれど

なにかを見るほどの元気はなかったので

とりあえずぼーっと寝ていたら、

看護師さんと先生が数人病室へ入ってくる音が聞こえた。


お隣のベッドの方に先生が声をかける


「◯◯さん、コロナの検査、陽性でした。

自覚なかったよね、なんで?って感じだよね。

でも陽性でしたので病院移動します」




、、、、




え?




コロナ?陽性?




すぐさまベッドがガラガラ動く音がして

看護師さんたちが荷物をまとめいなくなり、

一気に静かになる病室。




(どうなるんだろ…)




数時間後、

看護師さんがやってきてこう伝えられる。


「隣の方がコロナ陽性だったので、

この病室のみなさんは濃厚接触者になります。

ここに6日間隔離となりますので、

ベッドから動かないでくださいね。」




🥹




うそでしょ




トイレにも行けないということで

急遽、尿道にカテーテルを入れることに。




これがさぁ


もう


めちゃくちゃ痛かったのよ!!!!!


男性は痛いこと多いけど、女性は大丈夫。


と聞いていたのだけど、

人によるらしいね!!!!!?


痛すぎて泣いたよ!

比喩じゃないよ!!!

涙ポロポロ出たよ!!!!!




入れたあともずっと痛くて痛くて。


違和感もあるし

動くのがこわくて微動だにせずにいたら

お尻と腰が痛くなってきて


ぁあああああああああああ


って心の中で発狂した。




点滴も痛いし

カテーテルも痛いし

術後の足も痺れて痛いし、、、

初入院の私にとって

この時が一番しんどかったなぁ。




そして、

夕ご飯の時間を過ぎても

中々運ばれてこないので不思議に思っていたら、

予定の1時間後くらいに看護師さんがやってきて


「濃厚接触者になってしまったので

皆さんと同じご飯は食べられないので

あの、、、これ、、、」


といって↓



🥹🥹🥹


禁食で丸一日何も食べてなかったから

5分くらいで食べ終わる。


もちろん足りない。


ごちそうさまでした。




術後の右足を見たら、

包帯グルグル巻きになっていて

中がどうなっているのかわからなかった。




薄いクッションのようなものを下にひき

右足をあげたままにして、

なおかつ氷で冷やしながら就寝。




点滴やカテーテルが気になって

ちょこちょこ起きてしまい

翌朝は5時に起床。


外はまだ真っ暗だった。




つづく。