今日も良いお天気ですね
お勉強日和です(←嘘です)
最近、中学入学に向けて、重点的にやるようになった算数。
課題は相変わらずたくさんありますが、四則演算というのは、とっても大切。
娘も、足し算、引き算の筆算ができるようになって、ずいぶん経ちますが、掛け算や割り算も大分出来るようになってきましたが、まだまだスムーズにはいかないことも多いです。
だって、すぐやり方忘れるからね!
最近はたと気がついたのですが、四則演算(特に筆算)が出来ることと、筆算を活用する事は別物なんですよねー
筆算できるようになったぞ!なんて喜んでいてはいけない母なのです
筆算というのは、出来ることはもちろん大切ですが、筆算というのはそもそも、計算を簡単にやりやすくするアイテム的な方法なので、活用されてこそ意味があるんですよね。
ついつい、筆算ができることを目標においてしまいがちですが、活用できることというのが、正しい目標だと思います。
掛け算と割り算の筆算の書き方すら、逆にしてしまったり、なかなか定着が難しい娘ですが、文章題に差し掛かり、やっと筆算は活用するものなのだということを理解し始めたようです
その中でも、掛け算。
掛け算の繰り上がりが敵なようです
繰り上がりなんだから、足し算と一緒じゃん?みたいなことは、娘に通用しません。
「なんで、掛け算なのにたすの?」
というところからひっかかり、掛け算と足し算がまざることに困惑
そのうえ、繰り上がりをどこに書くかなんていろんなことを考えているうちに、手がピタリと止まってしまうのです。
筆算だけでやってた頃はスムーズだったのに、文章題が混じってくると考えることが多くなって、いろいろ気が回らなくなったり、考えすぎたりしちゃう模様です。
実は、掛け算もいろんなやり方を試しました。けど、桁をずらすという概念から、逆に複雑になるよねーと、断念し、普通のやり方を試していたんですが、母は閃きました!
こういう時、小学校の算数ノートは本当に便利です
罫線がきっちり引いてあるおかげで、数字をたしても桁がずれないんです。
あとは、足し算ですもの
このやり方を見ていたセラピストの先生に褒めていただいたので、ブログに載せた次第です。
多分、ここで躓く子いると思うんだよなぁ。
けど、このやり方なら、慣れたところで、普通のやり方に移行するのも、移行しやすいなと、我が家で採用しました。
混乱してないと、これ使わなくてもできるので、混乱してくると、このやり方で、自分のしてることを明確化してやるのです。
最初から思いついてればよかった
苦労したのにさぁ?
けど、思いつく時はそんなもんです
そして、筆算を活用することみたいに、ついうっかりしていたのが、今回の気付きのきっかけになった、文章題です。
足し算や引き算の文章題は、あっさりわかるのに、割り算や掛け算の文章題がわからない。
セラピストの先生にも「文章題のなかでも、得意不得意があるのね」と言われて改めて、なるほど、と。
そう、一般的に「文章題が苦手」と大きく括られるこれ、実は原因は読解力だけではないんですよね。特にうちの子を見ていると思います。
まぁ、算数的な言い回しなんかもあるので、イメージが苦手な娘には然もありなん。とはいえ、足し算や引き算の文章題ができるのならば、問題は、掛け算や割り算の概念にあるのです。
掛け算ができることと、掛け算の概念がわかることは、全くの別物。
極端にいえば、一つの質量や単価が分かっているものが、いくつ分という概念が掛け算。
全体が分かっていて、ひとつ分や、いくつ分になるのかということを問われるのが割り算の概念なのです。
つまり、読解力もないかも。でも、それ以前に、概念が甘いんじゃね?という問題が、「文章題が苦手」という一言の中に潜んでいるわけです
確かに難しいなぁ。けど、自分でコツを掴むまでゆっくり何度も説明するしかないのです。
読解力もですけど、思考力。これは、多分訓練しかないと思うのです。
数学的(算数的)思考というのは、実はとっても難しいもんなんだなぁと、最近実感してます
けれど、要は慣れとコツ
なので、計算ドリルが6年生に突入したにもかかわらず、文章題のみ、三年生に逆戻り。
基礎的で、簡単な文章題をクリアしてもらわない事には、複雑な指示や隠された意図を問題の中から読み解くなんてそれこそ問題外ですもの
そして何より、苦手にしないことが1番大事。だから、1人で失敗しないでできる簡単な基礎を繰り返すのです
そして、最近させるようになった、答え合わせと、間違い直し。
これも、ステップを経たからできるようになったのですけど、これ、結構大事。
これ、間違える事に恐怖心のあるうちの子タイプは、間違えただけで、癇癪やパニックを起こすし、自己否定につながるので、そこをまずクリアさせてあげないといけないので、大変なのです。うちも時間がかかりました
けれど、自分でやったことを客観視して、もう一度思考し直すっていうステップが、中学生になったら、絶対必要ですよね?
やる気を削がないように、宿題で簡単な文章題をやらせつつ、授業は分数のかけ算と割り算。6年生の分野です
これだって、ステップをきっちり踏めば、できてます。
難しそうに思えていた分数は、「結局割り算でも、掛け算しかしないから。」と伝えると、案外あっさりクリアです。
難しそうにみえて、そうでもなかった。母も昔そう思って分数がすきになったので、一緒に簡単でよかったと喜ぶ事も一つのステップです。
苦手と思わせちゃいけません。
分数の敵は通分と約分ですからね。そのほかは雑魚です!と主張しなければ!
割り算を分数にするなんてところでも、「そこ興味がない」とか言われつつ
興味の問題では無いんだよ、娘よ。っていうか、ママも興味はねぇよ!と言って聞かせてみたりしつつも、我が家の算数の授業は昔と違って随分と授業らしい体裁になってきました
まだまだ課題はあります。
いろんな問題が出るプリントやテストに対応できるかなんていうのもそろそろ確かめて、練習してみなければならない課題ですし、正比例と反比例なんて、教えてるこっちが嫌になります
けど、中学校で関数でますからね!きっちり押さえておくに越したことはないのですよ。
けれど、「中学校で使うよ、受験でもね!」と目的持たせつつ、ひとつひとつ説明して一歩ずつ前に進む力にするのです。
…夢があってよかった。
なかったら、算数なんてただの苦行ですもの。昔から算数も数学も苦手な母にはよくその気持ちがわかります。
だから、急がす焦らず、今日もコツコツと。
それが1番大事だと信じて