震災現場に入り、当事者のみなさんの声を聞いて回った山本太郎代表からの提言をまとめました。
現場に行くこと、声を聞くことの大切さを改めて感じます。
一緒に国や石川県に伝えて行きましょう。

①検問の設置と交通のコントロール

 住民とその家族、特定の支援団体、行政・政府関係者、それらから業務委託を受けている業者、報道など復旧復興に関わる関係者以外は、一定期間、能登半島への出入りを制限する。
 ボランティア受け入れに関しては、主要駅からシャトルバスを出し、ボランティアセンターとのピストン輸送を基本とするべきである。

②大幅増員のプッシュ型支援

 物資の滞りの原因の全てが、交通渋滞と説明されているが、それだけではない。
問題は集積された物資を そこからどう分配するかが、交通整理されていない。
これこそが最大の目詰まりの原因である。
 必要なところに必要な物資や支援が届くためには、誰がどこにいて何が必要か理解しなければならない。
それを達成するための人的・経済的リソースを国が責任持って全面的に支援するべきである。
被災者丸投げに近い復旧復興はもうやめていただきたい。 

③ニーズを聞きとるではなく、支援メニューを示す

 ニーズを聞き取って対応する、とは聞こえが良い。
でも実は丸投げに近いことを意識していただきたい。
細かくメニューを示し、国の支援の具体を説明、伴走することを求める。 

④いつまでにできるか見通しを示す

 要望は、「水」「食事」「トイレ」「お風呂」「電波」が最も多かった。
加えて、欲しいものは「見通し」だった。 

⑤現場を見て安心させる

6与野党の現地入り自粛に関して被災者に聞いた。

▶「意味がわからないんですけど」
▶「どうしてですか?」
▶「ヘリで来れば良いじゃないですか」

との意見が相次いだ。
 総理の被災地訪問の見合わせに対して、 現場を直接見て、被災者の声を聞いて、しっかり取り組むと約束をして欲しい、との声が多かった。 

⑥最悪の事態を想定

 今日から雪は降り始め、 明日には積雪予想20cmの市町村もある。
降雪、積雪の中、道路の修復や復旧作業は困難。加えて通常時、除雪作業は地元建設業者なども請け負うという。
除雪作業と復旧作業の両輪を廻せると考えるのは 現実を見ているとは言えない。 

⑦ノウハウある者の雇用・経済的支援

 災害省などを立ち上げ、現場で活動するNPOなどのエキスパートを国が雇用、または活動への経済的支援を100%にするなどし、そのノウハウの蓄積を始める。
今も被災地で身を粉にする人々の善意にいつまで甘えるつもりか!
使命感の搾取をいい加減止めなければならない。 

⑧避難弱者への配慮

 女性や高齢者、障害者、病気がある人、薬が必要な人に対する緊急的な支援や配慮が必要であることは言うまでもないが、 現場ではそこまでカバーできる状況でないことが気がかりである。 
ここにおいてのサポート人員増も絶対的に必要である。 

 

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何もしないでケチばかり付ける卑劣な傍観者より、行動する者の方が人望がある。

何もしない・何も知らない・被災者を見ない部外者が文句を言う資格はない。

批評は、仕事が終わり成果が出てからすべき。

人助けにケチつけて自分は何もしない…モラルも誇りも失った頭の狂った日本人
本来なら、総理や自民党議員が現地に出向き「俺たちに全てを任せろ」と安心感を与えるべき
政府行政がやるべきことは、積極財政支援・消費税(インボイス)の廃止・保険料免除などで被災地を経済支援《復興税は避けるべき最悪手》