からです。
巡拝上の注意事項
公認先達は、四国八十八ヶ所の霊場を最低四回は巡拝されている。
本部事務所の調べによると、五十周以上巡拝されている先達も述べ
二百六十余人に達している。公認先達は、こうした豊富な経験を身に
つけて、修行の実践を積まれ、深い信仰心をもっておられる。
このような実情を念頭におき、ごく簡略に、いわば備忘録的に要点の
一部、要だけを列記する。
◇自動車巡拝について。
駐車場からは、遍路の姿に身体を整えていただきたい。白衣、袈裟、
すげ笠、杖などの巡拝装束をはじめ、経典、納経帳、数珠などの携行品
は自動車から離れるまでに確認をする。寺の山門、仁王門の前に立った
ときは、聖域に足を踏み入れているのである、という心の準備、身がた
ちは大事であり、参詣の姿の基本とするところである。
◇手洗い所(トイレのことではない)について。
本来、社寺に参詣するときにはまず全身を清める。手洗い所で手を洗
い、口をすすぐことは、便宜的に身体の外と、内を清める行為の代行で
あることの理解を深めてほしい。
◇燈明、線香について。
普通は本堂と大師堂に献じる。だが、夕刻や風が強いときも必ず献じ
なければならない必定行為ではなく、省略してもよい。それぞれの霊場
には諸堂管理の事情があり、季節や時間などにより体制を整えている。
夕刻や強風に遭遇した場合には「運心」で灯明、線香を献じる。運心と
は、実際の行為はできないが、行為を心で感じること。
巡拝上の注意事項
写経納経について、、、、。(次回に。)
(四国八十八ヶ所霊場会 先達経典より)
社寺に参る時の作法のひとつひとつに、意味があり、心をこめて行いたい
ものである。
お大師様を信じるものの一人として、心を引き締めて札所や、道々のお詣り
する場所でも、忘れないようにしたい。
日々の生活でも、「運心」
心が大切なんだな。
さて、、56番札所の泰山寺の鐘楼を見ます。
朝の天気に美しく輝く
明治14年に今治城内の太鼓楼の古材を用いて再建したという。
今年は、、この時は、
鐘を撞けなかった。
屋根下の組み物、、今治城が廃城となって、貴重な木材を引き継いだ
んだな。
蟇股も、、今治城のものだったんだろうか、、
裏面
屋根の瓦は、新しいな。
力強い鬼が守る
右からまわっていきます
主棟の鬼瓦
破風の部分の懸魚
格子も修復されていて、美しい。
屋根下
蟇股
波に、、菊?
裏面
鐘突き棒のある方の、裏にまわりました。
隅棟、降り棟の鬼瓦
曲線がきれい
右側
隅棟、降り棟の鬼瓦も阿吽だな
屋根下
蟇股
今治城のものだったとしたら、いつの制作だろう。
裏面
横にまわりました
破風の部分が、新しく、きれいだ。
(↓2016年3月の写真)
屋根瓦も破風の部分も変っていますね。
(↓2016年3月の写真)
随分、、古く傷んでいたんだな。
(↓2016年3月の写真)
綺麗になった
(↓2016年3月の写真)
瓦も輝いている
綺麗になって、良かったね。
主棟の鬼瓦
阿吽になっている。
屋根下部
蟇股
その裏面です。
何度も修復を繰り返し、大切に使われるんだな。