令和6年4月21日(19)近見山 宝鐘院 延命寺⑨ | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

大師堂後ろの窓

手を合わすm(_ _)m

続く。からです。

 四国という地理、風土、そして人情は、大自然の絶え間ない移りかわりを

そのまま、からだ全体に感じさせる。その変化は、時には一人で歩いている

とき、自分自身と向かい合っているとき、あるいは人と語り合っているとき、

豊かな時間を恵んでくれる。

 札所の佇まいもさまざまである。多くはすぐれた景観、天然の要衝を占め

ている。ただ境内に佇むだけで、言葉にできない感動を覚えることもある。

               (四国八十八ヶ所霊場会 先達経典より)

本四国の巡礼地は、どこにでもあるのじゃない。

大師様を求め、札所、霊場を参る、、尊い道である。

もちろん、地元の人々が、日常生活されている場所もある道もある。

しかしながら、それは、ただの道じゃない。

熊野古道、高野街道、日本各地の霊場道もそうだろう。

長い間、人々が、修行者が、祈り求め、歩き固めた神聖な道なんだ。

終えることだけを求めるならば、その結果しか来ないかもしれない。

求め、求め、、求め続けるならば、歴史の話のなかで聞いた、、あの、、

話たちを、学べ、体験することもあるだろう。

何のために、歩くのか。

何のために、参るのか。

行きました、、あ~終った、、、それは、何かが違う。

終ったとしたら、終わった時が始まる。

それが、お遍路だろう。

 

さて、、54番札所の大師堂の裏を見ています。

裏なんか見て、どうするんだって、、思うこともある。

逆に、見なくてどうするんだって、、とも思う。

 

来たかったんでしょ?

高い路銀を払って、、

墨書き押印、掛け軸、、仕上がればいいの?

きちんと拝んだ、、作法通りだ、、それだけでいいの?

すぐ、、次に、行っちゃうんだ??

 

ちょっと、、遊ぼうよ。

、、、失礼の、無い程度にね。。

 

大師堂、、周りに石で囲われ、小石がが敷かれ、瓦からの雨水を受け

止めるようになっている。

右側奥から、前方を見る。

屋根下に、石板が見えますね。

←カプセル埋蔵個所

 大師堂厨子の下

 1992.11.23埋蔵

住職

 寺 役員は2042.11に

   開いて下さい 

大師堂の建てられた平成4年(1992)に埋められたものだろう。

2042年、、50年後にタイムカプセルを開くのだろう。

何を納めたんでしょう。

正面から右の後部を下から。

真四角の部分は、脇障子までだろう。

脇障子の上部、屋根下を支える組み物

前側から見る。

ひとつひとつの柱や梁に、彫刻された装飾も美しい。

千社札は、、今はダメですね。

雨天で暗く、電気が点いていた。

前の方にまわってきました。

向拝部の屋根も見えますね。

横面より、正面の様子。

右の角を見上げる。

菊の御紋に、鬼瓦も力強い。

右横面の屋根の様子。

常香炉前に、御杖立て

久保長造様の名も見えます。

大勢のお遍路人の杖を、立ててくださったであろう、、

いろんな願いを、祈りを受け止めて、、

常香炉の屋根

2方に風を防いでくれる板張りと、上部に覆いも付けられている。

風の強い時も、安心だな。

雨が吹き込むことも、抑えられるだろう。

小雨でも、こんな感じ。濡れずに安心。

屋根の穴まで、、見ちゃった。

常香炉の覆いの後部

大師堂前の水盤

階段を上から見る。

続く。