令和5年6/1(16)清滝山 安養院 西林寺① | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

あぁ、、、心が準備もできていないのに、、

札所が来てしまった、、。

続く。からです。

生きることは辛い。

人それぞれに、いろいろ背負っていることがあるだろう。

お大師様、、どうしたらいいのですか。

 

重い病気になり、死にたいという人に、大師様は、言われていた。

   生きているうちに、この父母よりもらった身体のあるうちに幸せにならないで

     なんで、人は救われよう、、

   この世無くしてあの世はない、、

   この世を逃げてあの世はない、、この世で生きながら仏となれ、、幸せをつかめ、、

    成仏するのだ。できる、、必ずできる。

 

    手を合わせ、、生きる力を呼ぶのだ、、

     生きる力を呼び起こし、生きる力に触れるのだ、、

    この天地宇宙が生きている力と、この身体に生きる力は同じなのだ、、

    さあぁ、、手を合わせ、、、風が吹くように、、光がさすように,,,

     心の中に風を呼び起こせ、、

    光を放て!!!   (東映映画 空海より)

 

何度も見て、、そのお言葉に生きる力をもらってきた。

映画のセリフだが、お大師様のお言葉だと思った。

おん あぼきゃ べいろしゃのう
まかぼだら まにはんどま
じんばら はらばりたや うん(@_@。

 

西林寺の橋を、、渡ろう。

「手を合わせ、生きる力を呼ぶのだ」

「心の中に、風を呼び起こせ」

西林寺橋を渡り終えた。

次の札所に向かう道

それを示してくださる道標

大師様の御姿の下に

これより浄土寺迄廿五丁

施主 當松山城下 海老や乙右衛門 かみや源兵衛

世話人 越智郡 朝くら 徳右衛門

ここまで来たんだ。

歩いて来たんだ。

行こう!!

 

門前は、石碑など並んでいます。

四国霊場 四十八番 西林寺

皇紀二千六百年記念

 温泉郡浮穴村高井 相原七次郎建之

 昭和十五年八月

          住職  三浦章夫代

          世話人 相原伊三

石灯籠が対で並ぶ

門前の白玉地蔵様m(_ _)m

正岡子規の句碑もあります。

 秋風や

   高井の ていれぎ 三津の鯛

 

   正岡子規(1867-1902 慶応3年ー明治35年)

 この句は明治二八年の作で、「故郷の蒪鱸くひたしといひし人も

ありとか」と前書きしてこの句がある。「蒪鱸」とは「蓴羹・鱸膾」

の略で、「じゅんさい(蒪)の吸物と、すずき(鱸)のなます」のこと。

昔、中国の晋の張翰が、秋風が吹き始めると、故郷のこの料理が食べ

たくて退官して郷里に帰った故事による言葉。子規の望郷の心があふれ

ている。子規自筆。昭和三八年一〇月建立。

               松山市教育委員会

        『俳句の里 松山』

 

正岡子規の句を、わかるためには、深い知識が必要だな、、。

第48番札所 清滝山 西林寺

本尊 十一面観音菩薩

開基 行基菩薩

宗派 真言宗豊山派

天平13年(741)行基菩薩が開創、大同2年(807)、弘法大師が

逗留して秘法を修した。寛永年間の大火で焼失、久しく荒廃してい

たが、元禄13年から順次再建されて、天保14年(1842)には

ほぼ現在の姿に復元拡張されている。

(空海の史跡を尋ねて 四国遍路ひとり歩き同行二人 解説編より)

雨、、降りそうだ。

続く。