あっという間に、辿り着いたら、
、、、僕は鈍いから、気付かないんだ。
自信満々で、自分の力を誇って、馬鹿になるところだった。
こんなに沢山の、、木々の中。
僕は、多くの命の中に生されている。
この木々達が、僕を見ている。
「遍路道」
「心」を導く尊い道
続く。からです。
「信あるものには仏は仏と一つになる機会を与える。この仏を思い
念ずると、この仏は、あらゆるところに満ちみちる体であるから、
あらゆる人びとの心の中に入る。」
仏教聖典に書かれていた。
仏様を信じ、思い念じると、心の中に入ってくださるという。
信じる、、祈る、、
何を?
仏様のおっしゃられることを、、
仏様の願いを、、
自分の願望じゃない。
仏様の願いが、自分の願いにもなりますように、、
なんのための巡礼か、、そう、、人々のために祈るため。
自然の中に歩き、、
この自然と共にあることに、喜びを感じる。
町中に暮らし、コンクリートや便利なものに囲まれ、忘れてしまった
事がいっぱいある。
車や電車、人間の速度を超える、速さの生活に、身体も心もいっぱい
いっぱいになり、日々の生活に疲れてしまっていた。
入ってくる情報の多さに、自分で判断することすらしなくなり、人の
気持ちを想像できなかったかもしれない。
僕には、この歩く速さが、忘れていた自分を取り戻すきっかけに
なっているように思う。
お参りにも、、いろいろあるだろう。
それぞれに合った、お参りの方法があるんだろう。
遍路する人も、いろいろ
方法も、いろいろ
四国に来たら、いろんな人に出会う。
ブログを見ても、同じじゃない。
歩きながら、自分の内面に向かって行く。
八十八のお寺を巡る、長い長い道のりの中で、身体を鍛え、心に
向き合う。
はじめは、何もわからない、、
歩いているうちに、お遍路さんらしくなっていく。
より深く求めるようになっていくのだろう。
可愛い道しるべ
、、、しかし、僕のようにポッチャリだ💦
いろんなお遍路さんがいる。
何を求めるかによって、方向は違うものとなるだろう。
繰り返しているうちに、求めるものが変わる事もあるだろう。
「気づく」事もあるだろう。
いろんなことがあるだろう。
今の僕は、欲ボケで、、
四国を持って帰りたい。
いっぱい景色を写して、伝えたい。
、、、何を?
伝えているのは、失敗した事ばかりだな。
44番大宝寺まで、0.5Kmになった。
並ぶ石に目が行った。
何かあったのだろう。
石仏様が座られていたかもしれない。
木々の間から、町が見え始めた。\(^o^)/
久万高原町の中心部だろうな
今回、2/7黄色い矢印・2/8赤い矢印のルートで歩いている。
もう44番に近い。
嬉しいな。
迷ったけど、無事に下りてきた。
元気に歩けていることに喜ぶ。
気持ちが明るい。
「お大師さんと二人づれ」
親しみを込めて、お大師さんと呼ばせていただく。
一緒に歩いてくださっている。
御杖が、お大師様の分身。
いつも一緒。
車なら、、電車、バスなら、、あっという間。
それを、ゆっくり歩かせてもらえる「贅沢」な旅。
とんでもない距離、とんでもない時間、、、
貴重な時を過ごしている。
、、、早く着いて、何度もまわった方がいいのでは?
それもいいだろう。
でも、自分のペースで行きたいんだ。
自分のペースで、生きたいんだ。
自分のペースで、、自分の気持で歩くんだ。
「お遍路」に来ているんだ。
水の豊かなお山だね。
苔さんいっぱい。
へんろみち保存協力会の札
宮崎先生も来て、しるしを置いてくださっただろう、、
m(_ _)m
小さな橋を渡る。
「四十四番札所 大宝寺」の看板が見えました。
逆向きには「四十五番札所 岩屋寺」