H31 4/11(2)飛べるだろうか、、 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

心 ここに定まらず、、、

気持ちが空回りしている。

自分の見えていない 自分。

 

どうしてしまったのだろう。

 

自分はどこにいる?

自分は誰?

何をするために生まれてきたのか?

疑問ばっかりが頭の中を 回り続ける。

 

今の僕では、結局

何も見つからずに、時間が過ぎていく、、、。

 

何かわかったように思った時もある

輝くものを見つけたような気もした

 

何処に行ってしまったんだ

 

雲に隠される 月の様に 見えなくなっていく

 

悶える 苦しむ、、

どうしたらいいんだ!!

 

僕は、歩くことしか知らない、、。

行くしかない!!!!!

 

慌てて四国に来た僕は、輪袈裟を忘れ、土佐国分寺からのスタート待ち。

国分寺前には、へんろ用具の店「扇屋」さんがあり

今まで、管笠やTシャツ、納札など購入させてもらっていた。

 

以前のへんろ旅で、店主と お大師様の話もしたことがある、、。

「君はもう、弘法大師と話ができるか?」

そんなことを聞かれたことがある。

御主人はできると言っていた、、、。

僕にはできるはずもない。

 

朝で店は閉まっていて、もう少し待つことにした。

境内に、ベテランのお遍路さんが来た。

荷物を僕の隣のベンチに置き、お参りに行かれた。

しっかり祈られるおじいさんだった。

 

門前の扇屋特製の、柿渋の菅笠が 僕と同じだった。

8時を回っても、扇屋さんは開かなかった。

店の周りをくるくる回る。

窓から炊飯器が見えた。

電気が通じている。

中にいらっしゃる、、、。

何度も躊躇いながら、

扉に書かれている電話番号にコールしてみた。

 

電話は通じ、店を開けてくださった。

店主はかつての元気は感じられなかった、、。

身体が御不自由になられた様子だった。

 

輪袈裟、袈裟止め、特製納札、特製ワッペンを購入

 

お話したかったが、口から言葉がでなかった、、、

「、、、、、大師様とお話をするには、どうしたらいいのでしょうか、、。」

 

お金を払い、店を出ると、、再び扉は閉められた。

 

新しい輪袈裟で、国分寺に参った。

御本尊様、、大師様、、手を合わせ、心が他所を向かないように祈った。

たまたまお参りの人も少なく、

落ち着いて読経できた。

、、、いつもながら、反省することばかり、山の様に浮かぶ。

大師様 できの悪い弟子です。

今日もよろしくお願いいたします。

涙が出た。

トイレを済ませて、、

トイレの向こうにお社が見えた。

総社とのこと

地元の神様が集まっておられる場所。

今回 初めて行ってみた。

狛犬様にご挨拶

下手な祝詞を、力いっぱい捧げた。

参らせていただき

ありがとうございます。

説明があったおかげで、よくわかりました。

ありがとうございます。

神社と寺の間の駐車場

黒い蝶さん

方羽根が曲がっていた、、、。

飛べるのだろうか(´;ω;`)ウッ…

 

これは、僕なのだろうか

国分寺の門の先に、へんろ道は続く

羽根は曲がっても、

生きている。

それでも生きている。

歩くしかない!!

道は続いているんだ。

 

門前、扇屋さん横を通る。

田植えの待ち遠しい土佐の道

風が吹き 雲が流れる

さあ 一歩から

どんなに遠くても 一歩から

続く