H31 1/25 No.1 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

神峯寺を目指し、民宿とうの浜にお世話になりました。

前日は夕方早くに宿入りし、神峯への登りに備えました。

「真っ縦」と呼ばれる上り坂が待っています。

前夜は早く寝て、、日が変わる時間には、目が覚めてしまいました。

もぞもぞしながら、準備して、朝食を食べました。

金ちゃんラーメンのカップと、、おこわ、

惣菜。

トイレも済ませ、足のテーピングもしました。

このテーピングは、へんろみち保存協力会の解説書に書かれていたものに、

自分なりにアキレス腱の保護もおこなっているものです。

宮崎先生 ありがとうございます。

テープを貼る度に、何も知らずに歩き遍路に出た、若かりし頃を思い出し、、

遍路マークや、立て看板の案内、、

地図の本の有り難さを知り、、宮崎先生の導きに感謝いっぱいです。

もうお会いできないのが、残念ですが、

こうしてお遍路できるのも、先生のおかげです。

右のドアが、部屋の入り口。

奥にも部屋があります。

この日は、建設関係の方々が泊まられていました。

5時半に出発。

リュックはお宿に置かせていただき、さんや袋と杖、菅笠、

身軽に登れた。

お参りが終わったら、取りに戻ります。

 

さぁ出発。

外は真っ暗、、、

月明かりを頼りに、真っ縦の坂を登っていく。

暗くて、、やっぱり怖かった。

やっぱりここの坂は、厳しい。

それもあるが、月の明かりの消えた時の、暗闇の山を行くのが

恐ろしく、、なんで、、こんな時間に歩いているのか、、反省。

 

暗闇の中を歩くと、見えないものが見えるように思ったり、

風や、生き物の声に驚いたり、、

肝っ玉の小さな自分に、情けなくなる。

足も早く、、、、泣きそうになりながら登る。

怖い、、。

 

怖かったからか、足早に登れて、7時前には神峯寺に着いた。

 

第27番札所 竹林山 神峯寺

本尊 十一面観世音菩薩(伝 行基菩薩作)

当初、勅命により諸神を祀る神社として創建され、後に

行基菩薩が本尊を安置した。

大同4年(809)聖武天皇の勅命により弘法大師が伽藍建立

神仏を合祀した。

明治初年、神仏分離令により廃寺となったが、明治20年再興された。

この札所に至る遍路道は「真っ縦」と呼ばれ、勾配45度1,3Kmの急坂で

土佐の難所ならぬ関所で知られている。

(空海の史跡を訪ねて 四国遍路ひとり歩き同行二人

            へんろみち保存協力会編)より

神峯寺の鐘 暗くて早いので、、今回は遠慮した。

名水 神峯の水です。

水筒にいただきました。m(_ _)m

本堂に向かって、登って行きます。

赤い手すりが印象的。

階段の上から、、振り返れば、夜明けです。

弘法大師曰く、、、

ありがとうございます。

暗くてスミマセン(´-﹏-`;)

戦争で亡くなられた方々の悲しみも受け止める寺。

仏様のお導きがありますように、、、

本尊は 十一面観世音菩薩

本堂です

今にも歩き出しそうな大師様

建物の上、龍が巻き付く

水は清め、、、

この石も、大切な遺産。

大師堂に向かう道のお不動様

大師堂です

ありがとうございます。

神峯の大師像についてのいわれが書かれています。

大師堂の横には、空海一代記

ゆっくり読みたいですね。

いっぱい写真を撮りました。

静かにお参りできました。

山門まで降りてきました。

寺の門で守る、仏法守護神

憧れる、、

こんなふうになりたい

仏様の役に立ちたい

明るくなった山門で写真

明治時代に、このお寺を守られた「龍円尼」さんと思われる。

廃寺になった寺を、再興するために尽力されたのだろう。

左 神峯寺

右 神峯神社

 

神峯神社へは、大師堂横からも登れる。

かつての札所 神峯神社に行く。

僕が苦しんだときに、すがりついた思い出あり。

神様、、なんで??なんで???って、、、。

答えは、、よくわからない。

過去に見た、聞いた言葉を思い出し、

生きて、歩くことにした昔の僕。

江戸時代 前と後では、札所も変化していることがある。

神社だった方が札所だったり、寺の場所も変わったり。

今は88ヶ所の寺を行く。

、、、かつての札所は神社の場所もあった、、。

 

神と仏は違うのか?

ほんとうに違うのか?

移動するのか?

答えてくださるのか?

どうすればいいのか、、、、、。

そんなことすらわからない、、。

 

あっちを見たら、ああ書いていて、

こっちを見たら、こう書いていて、、、

僕は、神と仏の違いもわからない。

 

以前、高知の遍路用品の店のオヤジさんが、

「弘法大師と話せる」と言っていた。

「君はもう話せるか?」と聞かれた。

あれから、遍路を重ねても、僕には、話せないし、わからない。

 

僕には見えないし、わからないから、

答えようがない。

 

見たり聞いたり、、

信じたり迷ったり、、。

 

それでも、訪ね歩く。

僕のバカ!!ヘボ先達!!!

この階段を、登っていかれた方々が、、大勢いる。

何かを求めて。

一歩一歩、、。

登っては休み、、振り返り、、。

神様を求め、、上を向く。

神聖な場所

大きな樹が並ぶ。

大切にされ、守られてきた場所

樹齢900年を越える、仙人のような大楠

大杉もそびえ立つ。

この階段を登れば、神様に会える。

もうそこです、、。

神様、、また来ました(・。・;

あ あぁ  この景色。

後醍醐天皇の皇子がこの地に来られ、詠まれた句のよう、、

裏に説明書き

立派な本殿です。

神社の起源は、2600年余りの昔、、

この階段の上が本殿です。

「心構えはいいか?」

「心して参れ、、」

水水。。

この手水鉢はいつの時代のものだろう

右見て、、、

左見て、、、、

足元見て、、、、、

さあ行こう。

 

神様やっときました(・・;)

来たかった神峯神社

 

祭神は大山祇命、そして、天照大神、天児屋根命、応神天皇 様

頑張って祝詞も練習してきました。

 

誰もいなく 貸し切りでのお参り

ありがとうございます

すごく立派です

燈明岩

数々の困難や異変が起こる前兆に光るとされている。

左上が燈明岩です

お馬さんの奉納

大変重い 砲弾

神社の縁起でしょうか

本殿脇、龍田神社

鉄でできた 太鼓のような、、不思議な??

燈明岩に登る道に、祠もあります

登らせていただきます、、。

上から見た本殿方向

青い岩

穴が空いている

燈明岩です。

本殿の右に行ってみます

下に見えるのは 社務所ですね

岩の穴に神様が、、

岩屋神社です

赤い布

仏様がいらっしゃいました

続く、、。