H30 1/11 No,2 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

雪の徳島駅に驚き、バスも途中までしか走らなくても、

ほぼ予定通りに出発できたのは、不思議な力のおかげだと

思える程でした。

念ずれば花開く(*^^*)

たまたまかな、、、。

 

歩きはじめて、約2時間で、太龍寺へに着きました。

 

冬は、蜂・蛇・ムカデ・蚊・アブなどが出なくて、快適

後は、寒さとの戦いかな、、。

、、、人も少ない。(ちょっと寂しい)

でも、ひとりになる時間たっぷり。(^_^;)

 

10時過ぎには、21番札所 太龍寺山門に到着しました。

 

 

第21番札所 舎心山 太龍寺

御本尊 虚空蔵菩薩(伝弘法大師作)

延暦12年(793) 桓武天皇の勅願寺として建立とのこと

 

山門のまわりは、凍ててました。

お地蔵様も寒そうです。

防火用水も コチコチです。

 

「舎心山」と書かれているのですね。

きっと有名な方の筆跡でしょう、、

山門を抜けると、右に向かう小道があります。

「北ノ舎心殿」があります。

 

本坊裏の小道を進みます。

大岩の上に祠が見えます。

 

ハシゴを登ります。

冷たくて、手がくっつきそうでした。

これを登ると、きっと きっと、、、、、

大岩の上に、お不動様と八大童子様が祀られているのですね。

絶景です。

ここに来れたことが嬉しい。

 

 

岩の横は、絶壁。

これ以上 下は、見れませんでした。(;・∀・)

下から吹雪く中のお参りでした。

寒さと、高さに震えます。

立ち上がってみると、雲の切れた中に

「鶴林寺」が見えます。

 

素敵な景色 素敵な時間

今 ここにいることが幸せ。

 

まるで、向こうの山に、鶴林寺の御本尊様がおられるようでした。

 

輝く景色

 

鶴林寺、太龍寺、一度に2カ寺のお参りをしているように感じます。

 

もとの道へ戻り、寺内に向います。

赤い柱の間を通ります。

 

本坊 護摩堂が見えます。

 

護摩堂 前の香炉

伊藤萬蔵さんの名が見られます。

 

お参りする度に、その名を探すようになりました。

 

護摩堂の彫刻

「海女の玉取り」

 

子どもの将来のために、龍から玉を取り返す 海女さんの話

 

四国のお寺で時々見る彫刻です。

 

僕が昔書いたブログの中の記録です、、(^_^;)

http://ndhk4597.seesaa.net/article/182072239.htm

 

龍から取り返した玉は、自らの胸を切り、身体に隠したとのこと、、、

その後、龍に身体を食いちぎられ、

引き上げられた時は、絶命と、、、、、、。

86番 志度寺に、海女様の墓があります。

 

案内看板を見ると楽しいです。

道や、地元の史跡

地元の話

いろいろ教えていただけます。

太龍寺=「西の高野」

お遍路さんの公式のようなものが頭に刻まれていく。

 

19歳の大師様が、阿国 太龍嶽に登り

厳しい修行をされた場所

その場所 ここにあるお寺 太龍寺。

 

いにしえの大師様を 思う

 

水で清めて いざお参り

本堂へ向い 登ります。

 

本堂前は きれいな白いじゅうたんの様です。

貴重な金属で作られた 相輪棟

昔の方々の、神仏への願いが込められています。

 

本堂 横上に多宝塔が見えます

 

太龍寺本堂

大きく立派です

本堂裏の鎮守の社

本堂 屋根の彫刻

上を見て、大きな口を開けている自分に気付き、、

恥ずかしく笑ってしまった。

空気が張り詰める

寒いお山

 

池もカチカチになっていました。

 

 

大師堂へ向います。

文化年間の常夜灯

西郷どんのお父様の時代のもの

大師堂前の石碑

 

生きた大師様の話が刻まれている。

 

確かに 大師様は 今でもここにおられる

 

屋根の修復工事がされていました。

 

 

大師堂の前の景色

 

「異株同根」

杉と桧が一緒に生きています。

 

龍が這ったような木の根

大師堂前に

伊藤萬蔵さんの名のある香炉

大師堂前の中興堂

第4世 東寺長者 長範僧正

第22世 亮山僧正

 

このお寺を守られたお坊様が、今でも大師堂の前で守られていた。

 

大師堂の彫刻も立派でした。

まるで美術館

 

そして、一つ一つに 教えなどが込められている。

美しい 天女様も舞っています

いつまでも 見ていたいくらいでした。

 

しばらくお参りを忘れて見とれていました。

 

西遊記で、三蔵法師様が見た「天竺」のお寺も、このようだったのでしょうか、、

空海様の見た、大唐の寺院もこのようだったのでしょうか、、、

素晴らしいです。

 

 

 

大師堂の奥に、高野山のように、御廟が有りました。

ありがたくお参りさせていただきました。

 

四角い覗き穴

 

この穴の向こうに見えるものは?

 

納経所本坊の 龍の天井画

本坊前の水も凍っていました。

 

納経に行くと、お菓子のお接待と、錦の御札をいただけました。

百回以上も四国を周られた先達様の御札です。

嬉しかったです。

 

 

この日は、大井の方面から来る、寺の職員さんは

雪のためにお休みされていたようです。

 

静かで人の少ない太龍寺でした。

太龍寺ロープウェイ駅で、きのこ茶のお接待をいただきました。

某 永◯園のお吸い物のようなお味で 美味しかった。

一つ購入する。

 

 

ロープウェイの駅のドアに貼られている道案内地図

太龍寺の納経所で、次の22番平等寺への道を「いわや道」にと勧められた。

最近の、他の方のブログでも見ていた。

挑戦するかな。。。

 

初めての道 

ワクワク(*^^*)

本堂下のロープウェイ駅横から、南舎心嶽へ向かう。

寺内でも、日当たりの良いところは雪が無かった。

 

 

さあ、トイレを済ませて「南舎心嶽」に向います。

続く