ストラビンスキー 花火 | 徒然名夢子

徒然名夢子

日々此々と過ごしけるに
東に音楽の美しきを聴けば、其処何処に赴き
西に優れたる書物のあると聞けば、其処何処に赴き
其処においても何処においても
心楽しからむことのみを願い生きることは
我の本心にほかならず

イゴーリ・ストラビンスキーの管弦楽曲「花火」作品4。1909年完成。スケルツォ形式の幻想曲。

音源は、1968年、小澤征爾指揮 ボストン交響楽団。

 

「花火」は師匠のリムスキー・コルサコフの娘の結婚を祝って作曲されたが、1908年に一旦完成させるが、翌年まで加筆していて、最終稿

は1909年になり、既にリムスキーは死去していた。

 

楽曲については非常に短いが、極めて印象深い。様々な要素が組み合わさっているのがわかるが、一番の特徴が復調と呼ばれる、調性が複数重なり合っていることだ。序盤ではセリー主義的な響きも持っている。

 

公開初演が1910年にジロティ指揮で公演された。これを聞いた音楽プロデューサーのディアゲルフはすでに、「火の鳥」の作曲を依頼していた。ディアゲルフのバレエ団は、「花火」をバレエに移植し、1917年にパリで公演、ストラビンスキーが指揮をした。

 

ボストン交響楽団の音楽については、父の影響が大きい。ボストンフィルのレコードはすべて所有していたのだと思うが、それを良く聞いていた。隣近所の同僚の方はベルリンフィルへ心酔していて、大きな音響セットがあり、時々遊びに行ってレコードを聴いていた。なのでボストンフィルの音楽は自然とわかるし、理解しやすい。ましたや小澤征爾となれば、文句の付けようがない。