ベルガマスク組曲は1890年作曲で4つの楽曲で構成されている。第1曲「プレリュード(前奏曲)」、第2曲「メヌエット」、第3曲「月の光」、第4曲「パスピエ」。
動画は高木早苗さんの演奏。姿勢がよくて、わざと上腕を伸ばす姿勢で弾いている。腕の動きが楽曲とシンクロしていて見ていても美しい。手が鍵盤上で舞う仕草は、演出効果以上に演奏技術的にうまく弾けている証拠だ。録音状態が悪いが、反響音から考えるとかなりクリアな音色が発音されているにちがいない。
さらに、テンポのゆらぎや緩急の扱いも巧みだ。名演奏だと思う。
さて、僕はベルガマスク組曲は、プレリュードを小学6年生、のこりを中学1年で練習した。そして10年ぐらい前のグレードアップ試験で弾いた。
左の楽譜が世界音楽全集・春秋社版で中学生の時使っていた楽譜。右がグレードアップ用に用意したデュラン版。まぁ、ドビュッシーならデュラン版だよね、ということで買った。運指が春秋社版では多少あるが、デュラン版では全くないので、アナリーゼ時に一つ一つの音符に記入している。
春秋社版がどの版を元に作成されたか不明だが、弾きにくい楽譜である。高速のパスピエなどでは、譜めくりが多発し、しかも製本が緩いためすぐにページがとれてしまい、楽譜が壊れることが多い。僕の持つ春秋社版もボロボロだ。
さて、ドビュッシーだが、彼の曲は和声以外に音階にとらわれない旋法(モード)とよばれる、古い(教会的)手法を取り入れて刷新した作曲家だ。ドビュッシーの音楽が、なんとなくジャズっぽいのは、モードをマイルス・デイヴィスが組み込み、モード・ジャズが広まり耳になじんでいるからだろう。
動画は、マイルス・デイヴィスの "So What(それで?)"。あー、生きているって感じがいい。
