紫式部の夫藤原宣孝の署名がある「大宰府符」~石清水八幡宮文書~「石清水八幡宮文書」の中の「大宰府符」は、紫式部の夫・藤原宣孝の自筆署名のある文書。石清水八幡宮石清水八幡宮は、京都の裏鬼門を守護する神社。979年(天元2年)に円融天皇が行幸すると、以後、多くの天皇が行幸するようになる。藤原道長・藤原詮子・藤原彰子が信仰し、彰子に仕えた紫式部は『源氏物語』に、藤原定子に仕えた清少納言は『枕草子』に登場させた。一条天皇は、一の鳥居の「八幡宮」の額を藤原行成に書かせている。