私の場合、消化管ストーマを装着する位置は、臍から右に12〜13cmの辺りにある
ここから約6mmのチューブを膿の塊である膿瘍に挿入し、更に膿瘍と癒着している小腸の穴まで差し込んでいる
膿瘍ドレナージの排出口は体表に15cmほど出ている状態で、チューブの根本と根本から2cmほど離した2ヶ所で皮膚に縫い付けてある
腸液が排出される際にチューブが押し出されて縫い付けた糸が引っ張られるので痛みがあるが、縫い付けて1週間ほど経っているので、痛みには慣れ始めた
排出される腸液はチューブの先から出て来るのだが、胃から小腸の半ばまで送られる過程で小腸内の乳酸菌によって乳酸発酵し、ガスとアルカリ性の粘液に変化している
気泡はチューブを通り難く、チューブと皮膚の間の隙間の方が通過しやすいので腸内の内圧が高くなるとブクブクと泡立ちながら漏れ出て来る
胃酸を中和する腎液であればPhがまだ低いので乳脂肪を溶かすまでには至らず、消化酵素で分解されて澱の様に分離した形で混入していて、腸液としては焦げ茶色でサラサラの液体で、澱の様なゲル状物と一緒に、一気に大量に溢れ出て来る
ところが水分摂取量が少ないと胆汁が分泌されて黄色く色が変わってPhが上がり、乳脂肪分とタンパク質が溶け込んでドロドロの粘液になる
この膿瘍ドレナージから出て来る腸液と、チューブと皮膚との隙間から漏れ出て来る腸液の両方を衛生的に溜めて排出しているのが消化管ストーマである
本来であれば、これらの腸液は腸管から吸収されて栄養になるのだが、残念ながら吸収される前に廃棄してしまっている
実に勿体ない話であるが膿瘍を縮小させる為には仕方がない
経皮的膿瘍ドレナージ手術を行なったIVR担当医からは、3/14の手術から3週間後のカテーテル交換時には膿瘍の縮小が見られたと説明があったので、痛い思いをしながらストーマを装着している意義があったと感じている
