膿瘍ドレナージから排出される腸液は消化管ストーマに溜めておき、ある程度溜まるとトイレで廃棄している
排出される腸液には強力な消化酵素が含まれているので皮膚まで溶かそうとするのか猛烈にアタックして来るのだが、ストーマの粘着剤に使われている皮膚を保護する成分も溶かされる
その為に内側から粘着剤を侵食して剥がれてしまうのだが、このタイミングがストーマの寿命と考えている
大凡3〜4日なのだが、このストーマを剥がし取ったタイミングでシャワーを浴びて全身をしっかり洗ってしまう
その間に頭だけや足だけを分割して洗えば、妙な痒みに悩まされる事も無く、何とかなっている
チューブが出ている周辺の皮膚は腸液に含まれる油脂と水分が混在した状態で、中和パウダーもゲル状になって貼り付いている
ここは皮膚が剥き出しでただれてしまっているので、添加物を一切使わない無添加の固形石鹸で丁寧に洗い、新しいストーマを粘着させる部位が乾いている状態まで拭き取ってから手早くストーマを装着する
ここで失敗すると1-2日で剥がれてしまい腸液が隙間から漏れ出て来るので、迅速且つ丁寧な処置が肝要で、電話が鳴っても宅配便が来ても無視して処置を優先する
私が選択したストーマは接着面が凸面になっている面板とストーマ袋の2ピース型で、柔らかい樹脂でできた3mmほどの凸面が接着面を強く圧着してくれる
凸面の中心にチューブを通す穴を開け、チューブを皮膚に縛り付けている縫合糸まで穴を広げる
ここまでをハサミで切り取ってから穴の周囲に対消化酵素用のシール材で覆って補強しておく
スピード勝負になるので、ここまでを完璧に作り上げてから古いストーマの取り外してシャワーで洗浄する。
チューブの周辺を綺麗に拭き取ったら、後戻りできない圧着作業に入る
しっかりと圧着したら、ストーマ袋をリング状のジップにはめて一体化させる
この最後の工程でストーマバッグの角度が調整できるので割高ではあるが、ツーピースで続けていこうと考えている
僅かな前処理の出来の差でも、上手く装着できると次の交換までの痛みも少なく、ストーマの寿命も長くなるので試行錯誤しながら取り組んでいる

