女性の方が自己免疫疾患にかかりやすい理由 | ナチュロパスなみのBeyond Naturopathy

女性の方が自己免疫疾患にかかりやすい理由

こんにちは♪ オーストラリアのメルボルン在住のナチュロパス(自然療法師)なみです。
 

先日のシンポジウムでイスラエルからのスピーカーYehuda Shoenfed教授のプレゼンは、自己免疫疾患についてでした。

 

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今、先進国では自己免疫疾患の発症率はうなぎ登りのように増えています。

 

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自己免疫疾患の原因は、主に以下の4つのカテゴリーに分けられるそうです。
 
1.遺伝的要因
2.環境的要因
3.免疫機能不良
4.ホルモン
 
環境的要因というと大分ざっくりですが、この中には食生活や生活習慣、住環境、ストレス、喫煙、薬剤、ワクチン等も含まれます。
 
私の昔のクライアントさんでSLE(全身性エリテマトーデス)を持つ女性がいたのですが、彼女の場合発症の原因はほぼワクチンではないか?と思われるくらいはっきりしていました。
 
10歳の時に家族旅行で南米に行くため、出発前に医師の元で何種類ものワクチンをいっぺんに打たれたそうです。
その直後に体調を崩し、南米旅行中に本格的に具合が悪くなり、帰国後SLEという診断を受けたという事例でした。
 
もちろん南米旅行中に何らかのウィルスに罹患して、という事も考えられますが、タイミングから考えても、10歳の体にいっぺんに何種類ものウィルスやら、細菌やらが入ってきたら、、、と考えると、免疫自体がおかしくなってしまうのも分かるような気がします
 
私が勤務し始めた当初は、口さえ聞いてくれないくらいだったのに(私がアジア人で若く見えたのであまり信用されてなかったのでしょうね)、フロアで話をするうちに、私の元に通うようになり体調がよくなり、最終的には彼女のパートナー、お母さん、お父さん、親戚の方々まで通ってくれるようになりました。
 
あの頃のクライアントたちは皆んな元気にしてるかな?
懐かしいですね。もう8年も前の事になります。
 
さて、Shoenfed教授もプレゼン中に強調していましたが、自己免疫疾患は特に女性に多く見られ、女性ホルモン エストロゲンとの関係が指摘されている点です。

アメリカでは、自己免疫疾患に罹患している患者は850万人と言われ、その80%が女性であるという報告があります(2013年の文献より)。

また日本においても、自己免疫疾患における女性の比率は男性の2−10倍高いそうです。
 
Shoenfed教授によると、女性の免疫システムはもともとものすごく攻撃的にできているとか。
 
『女性が攻撃的なのは、免疫だけじゃないけどね』と言って笑いを取っていましたが。笑
 
日本の文献では、エストロゲン欠乏と自己免疫疾患の関係について見かけますが、海外ではむしろエストロゲンの過剰や環境ホルモン(エストロゲン様作用)の存在が、自己免疫疾患の発症に関与しているのでは?と言われています。
 
すべての自己免疫疾患ではありませんが、妊娠可能な年齢の時に発症がよく見られたり、また妊娠中や産褥期の悪化も多かったり、ホルモン補充療法を受ける事で発症率が高まったりする事から、エストロゲンとの関与が疑われています。

但しリウマチにおいては、閉経前後に発症する事が多く、妊娠中に症状が軽減する事が多いため、むしろエストロゲンの欠乏、もしくは他のホルモンが発症に関与するのでは?と言われます。
 
エストロゲンには、免疫を刺激する作用や、免疫物質を刺激活性化する作用があります。
 
自己免疫疾患は、本来であれば自分の体を守るために働く免疫システムが異常もしくは過剰に働き、本来であれば守るべき自分の細胞や組織を攻撃してしまうという病気です。

現代人は環境ホルモンのプールの中で泳いでいる様なものなので、エストロゲンの過剰は起こって然るべきなのですが、それでも以下の様な事を実践する事でエストロゲンが過剰になる事を防ぐ事ができるかと思います。
 

1.できるだけ食品をオーガニック/無農薬に移行

2.アブラナ科の野菜をたっぷりと摂る

3.貝類や大きめの魚介類は避ける

4. 浄水器を質の良いものに変更

5. 調味料を質の良いものに変更

6. カフェインやアルコール、外食を減らす

7.台所から化学調味料、レトルト食品、合成洗剤等を排除

8.定期的なデトックス


9.コスメや生理用品等身の回りのものを自然派に変更

10.市販の殺虫剤、虫除け等をナチュラルなものに変える

11.プラスチックを避ける


等です。

その他にも、ビタミンDについてや、腸内免疫についてもお話しされていたので、これについても、またいつかシェアさせて下さい。

 

それにしても、Shoenfed教授のプレゼンはおもしろかったなあ。

 

プレゼン内容ももちろんですが、笑いの取り方とか、間の取り方とか絶妙でした。

ものすごいスライドの数でしたが、眠くなる事なく、バッチリメモを取りながら聞きました。

 

いつもスピーカーの質は抜群ですが、今年のシンポジウムは特に素晴らしかったです。


金曜日は仕事があるし、日曜日はシドニーだし、昨年は大して面白くなかったし、と、1日だけにしてしまった事を後悔。
 
すべてのスピーカーのプレゼンを聞いてみたかったです。