Fountek FR58EXとAurum Cantus AC-130F35② | リュケイオン2

Fountek FR58EXとAurum Cantus AC-130F35②

それでこうなった。

Fountek 5cmフルレンジ FR58EXだけを鳴らしてみる。何とか-5dBに収まっているのは125Hzまでかな。

暴れの少ない素直な特性だが、聴いた感じではかなりのメリハリ系で勢いが在る。

アンプは電流帰還方式で端子を外してフルレンジ右ユニットのみにしてある。

次にAurum Cantus AC-130F35だけを鳴らして測定してみた。

200~300Hzでクロスしているはずだが、どちらもそれ以上に伸びているので影響が大きいと思う。

開口部も測定した。思ったほど40Hzが伸びていない。

フルレンジとウーファーユニットを同時に鳴らして開口部測定。1~2kHzが盛大に漏れている。

こちらはフルレンジ&ウーファーユニットで鳴らしてフルレンジ軸上30㎝ほどで測定した。

音源はstereo誌謹製。左右チャンネル別トラックが有るので便利だが、収録音量が低すぎて使いにくさもある。

こちらは参考に元の12㎝ウーファーと6㎠フルレンジ左チャンネル。

こちらの方が40Hzは出ているようなグラフで、以前と異なる。

この6㎝ユニットは切れも有り音色も良いが、軸上にピシャリと決まるタイプでは無いので気になる。

今回Fountek 5cmフルレンジ FR58EXを再登用するに当り色々と工夫を積み重ねて来た。その一つがワニ口クリップでの結線。

ケーブルも富士電線工業 VCTF 2sq×2芯 ビニルキャブタイヤコード (丸型ケーブル) (2mm 2C 2心)2,800円/10m を追加購入してアンプまで一本接続に変更した。最近は細いケーブルばかり使用していたので2sqでも太い。

で、こうなった。配線確認。

左チャンネルも換装したので早速測定した。

部屋の影響か、組み立て作業はいつも右チャンネルからやるので慣れが音に出るのか、左チャンネルの方が低音は強い。

それでも以前より40Hzが弱いと感じてしまう。

Fountek 5cmフルレンジ FR58EXはやはり音が活き活きしていてメリハリがある。

開口部測定。中高域が漏れている事よりも、125Hzのディップが気になる。

両チャンネルを同時に鳴らして逆相チェック。

Fountek 5cmフルレンジ FR58EXは軸上を外しても音色の変化が少なく測定にも表れていると思う。

気付いたが、左右に鳴らしていないスピーカーが有ると、その再低域周波数辺りで吸われる現象が起こるのでその影響かも知れない。

優秀な特性だが、小音量で楽しむにはサブスピーカーのウーファー部を同時に鳴らして盛り上げたくなる。

9㎜の薄さとは言え、板材の裏からユニットを取り付けるのは初めての試みだったので空洞共鳴しないか不安も有ったが上手く行って良かった。

ルックスは音の良さそうな佇まいでは無く、配線も苦労したが間違い無く、5~8㎝フルレンジ最高峰の一角であろう。

小口径フルレンジは高いほど音が良いわけでもないので探すのも容易ではない。